翁とコーヒールンバ
1)翁という演歌が大好きである。能楽の翁をも連想させる。されど、この歌は不思議だ。何が不思議かというと、さっぱり歌えないのである。歌えないばかりではなく、さっぱり覚えられない。全く不思議な歌である。
2)基本、おそらく言語体系が違うのだ。違いすぎるのであろう。であるからこそ、その魅力に惹かれ、うっとり聞いてしまうのだろう。しかしである。それにしても、3番まである歌詞は、とてつもなく魅力あるのに、途中から、よそ事を考えてしまい、聞こえなくなる。おかしい。
3)歌っても、うたいにくい。キーが合わない。難しい歌だ。ドライブ中に、カラオケ風に練習したりしてみるのだが、よくじつ、喉がカラカラになっている。なぜだろう。
4)それに比して、最近、コーヒールンバをキーワードにして検索した動画の、なんと心地よいこと。ぜんぜんがんばっていない。フンフフン、と鼻歌で歌える。歌詞も昔から覚えているからだが、簡単に出てくる。同じフレーズが何回出てきても、飽きない。この違いは、どうしたことなのでしょう。
5)翁は、歌詞が見事である。翁だけに、人間存在の高みを示しているように思う。私もそうありたいものだと思いつつ、どうもちがうともおもう。また、本当に、この歌を捧げたい、と思えるような、実際の素敵な翁に、実は私はまだ、お会いしていないと思う。
6)翁は、ある意味、ユートピア思想である。理想を描いているけれど、ある得ないからこそ理想郷であり、翁、なのである。翁とは、実は存在し得ない、神領域の御神体のようなものである。この人は、誰なのであろう。
7)比して、コーヒールンバは、日常の瑣末な出来事。そこに小さな喜びを見つける歌である。アラブの偉いお坊さんと、恋を無くした若い男のお話である。何がどう違っているのか、今晩の私には、よくわからない。だけど、二つの好きな歌の違いに、愕然としている夜である。
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