世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ喪失の90s
no4805 星5
1)このところのテレビ番組の中では、最もワクワクして待ち遠しく待っている番組だ。見ていて、決して幸せになるような番組ではない。名だたる映画を縦横に引用しつつ、時代をまとめ、切り裂く。
2)90年代はある意味60年代と同じく、大きな曲がり角であった。60年代の大きなイベントは、JFK暗殺、ウッドストック、アポロ月着陸などだった。90年は、 何と言ってもインターネットの登場だろう。日本においては麻原集団、阪神淡路地震などが絡みついてくる。
3)アメリカ独自の世相は、日本在住の私には今ひとつ分からないが、なんとも血なまぐさい、多民族国家である。ある意味、単純で、お人よしの日本の90年代は、徹底的に破壊されるロストジェネレーションの始まりだったのだ。
4)ベトナム戦争は敗戦におわり、反戦運動も下火になり、ヒッピームーブメントも姿を消した。零戦が終わり、安息の日々とさえ言われていた90年代。敵を見失った時代。間も無く、911が起こる。
5)ある意味、乱雑に登場し、予想外のヒットを飛ばすハリウッド映画を脈絡ありそうにつなげて世相を語るとは、これまた異形な才能ではなかろうか。それは真実の深掘りなのか、フィクションの限りない上塗りなのか。
6)このシリーズ、どうやらまだまだ続くらしい。たのしみだ。どういう結論になるだろう。
7)ちょっと希望通りの結論にはなりそうにないが。
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