映像の世紀 バタフライエフェクト キューバ危機
No4660 星4
1)なんとも切ない、白黒世界である。1962年10月、私は小学3年生だ。クラスの学級新聞を、色マジックで書いて壁に張り出していた頃のお話だ。リアルタイムでは、全くそのような世界の動向など、関心もなければ、知る由もなかった。
2)ローマオリンピックは1960年、小学校入学の年だ。ケネディを意識したのは、まさに1963年、ケネディ暗殺の日だった。その日は、東京オリンピックに向けて、日米衛星放送の初めての日であった。記念すべきその日に、いきなり飛び込んできたのは、偉大なるアメリカ大統領の訃報だった。
3)その裏に米ソの対立があり、核による戦争の危機が高まりつつあり、キューバにミサイルが配備されるなんていう裏世界のことなど、思いを巡らすことはなかった。
4)このキューバ危機を、ある意味、裏から救ったのは、ひとりの在ソビエトのスパイだった。彼のもたらした情報がアメリカに伝わることにより、世界は核戦争を際どく回避できたことになる。アメリカ側がつけたジャレのコードネームは、ヒーロー。彼はスパイ容疑でソビエトの裁判にかけられ、死刑判決の元、銃殺された。
5)翌年、ケネディも、銃撃に遭い、一命を落とした。
6)今回のウクライナ戦争も、プーチンと、NATO、その他諸々の情報がやがて明らかにされれば、一般にもわかりやすい構図が浮かび上がってくるに違いない。それにしても、悲しい現実である。小学生ならぬ身であっても、事実を事実として知ることも不可能で、知ったとしても、やりようのない悲しみを、見つめるしかない。
7)こんぐらかってしまった人類という生命体。傷つけ合い、苦しめあう、人類。
| 固定リンク | 0
「14)コンシャス・シンギュラリティ」カテゴリの記事
- このカテゴリこの3冊 コンシャス・シンギュラリティ(2022.07.20)
- E社プリンター(2022.07.19)
- 世界サブカルチャー史 欲望の系譜 アメリカ喪失の90s(2022.07.19)
- 地球人スピリット・ジャーナル・ダイジェスト版<86>「コンシャス・シンギュラリティ」について(2022.07.20)
- プレジデント 年収300万父さんのリッチ経済学2022最新版(2022.07.18)
コメント