「スピリット・オブ・ロードスター」<152>車
1)そもそも車は必要不可欠なのであろうか。そう、必要不可欠である。
2)今日の世界、社会において、必要不可欠である。と共に、私個人、家族にとっても必要である。不可欠、とまでは言い切れないかもしれない。
3)職業上、社会生活上、必要である。本当か。なきゃ、生きていけないか。
4)職業上当たり前に、あるべきである。しかし、配送業や、タクシー業ではない限り、車は不可欠、とまでは言えない。自転車やバイク、あるいは他の交通機関で、代用はできるであろう。が、かなり無理である。当たり前に、あるべきである。
5)家庭生活上、地域的に、あって当たり前である。あるべきである。ないと困る。
6)本当だろうか。仮に免許を失い、運転能力を失った場合、私は職業を続けられなくなるだろうか。必ずしもそうとは言えない。電話やスマホ、ファックスやPCがあれば、ある程度まではできるだろう。しかし、かなり制限された特殊な形態となる。
7)家庭生活上、どうであろうか。無きゃ無いで、なんとかするしかないだろう。そもそも、いつか将来的に、年齢的に、そうならざるを得ないだろう。その時、私は仕事を続けることは、できなくなるだろう。
8)友人知人で、そもそも運転免許を持たなかった人は複数いる。決して珍しくはない。職業上、家庭生活上、地域的、経済的に、車なしの生活を、彼らは選んだ。
9)無きゃ無いで暮らせるのである。
10)年齢的に、免許返納も始まっている。おおむね80才前後が対象と思えるが、どうしてどうして、60代から始まっている。どうかすると、さらに若い人々も。
11)わが家の奥さんは、すでに10年にわたってペーパドライバーである。色々仕向けるが、おそらくもう運転はしないだろう。したがって、車選択権は弱いはずである。にもかかわらず、車選びには口を出す。助手席を確保したいのだ。
12)継続走行距離にも口を出す。遠隔地にある目的地を確保しておきたいのだ。
13)新車である必要はない。されどボロは嫌だ。乗り心地がいい方が、いい。赤やオープンカーなど、目立つのは絶対ダメ。四角いのもダメ。彼女の要求もなかなか多彩である。
14)考えてみれば、彼女の要求は、ファミリーユースとしては、ごく普通の要求である。
15)しかるに、こちらの希望は、もっとユニークであってもいい、というものだ。普通の要求なら、今のままでいいじゃないか。多少ボロだが、まだまだ走れる。燃費もいい。多少のボディの傷は勲章だろう。仕事で使ってきたんだから。
16)まもなく、2022年版『間違いだらけのクルマ選び』が発売される。
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