ダダカン 追々記
1)ついでのついでだが、今後そう機会もないだろうから、薄くなりかける記憶をたどりつつ、いくつか追記しておく。
2)この写真の背景に掛けてある大きめな人物像は、これこそ氏の愛すべき父親であるという。昭和の初期か大正年間の作品か。
3)ご尊父は、鉄鋼か機械関係の、名のある企業の役員だった。その支社か工場が仙台にあり、その敷地内にダダカン宅は建てられたようだ。
4)そういえば、周囲には2000年前後まで、釘などの金属部品を作る大変大きな工場があり、ひょっとすると、それが関連企業だったかもしれない。
5)それともう一つ。後ろに貼ってあるポスター、外波山文明城とは、はみだし劇場の外波山文明(とばやま・ぶんめい)氏のことで、彼らがダダカン宅を訪問した際の記念であるという。
6)外波山文明のはみだし劇場は、中型トラックに生活を丸詰めして、全国を公演して回っていた時期がある。
7)仙台で公演した、という話は聞いたことはないが、我が畏友・石川裕人がまだ高校生時代に、名取駅前で、「はみだし劇場」と書いたトラックがのぼりを立てて停車していたのを目撃したいう。1973年当時のことだろう。
8)しかし、ダダカンと外波山は、すれ違いだったようだ。ダダカンが買い物か散歩かから帰宅してみると、はみだし劇場参上のポスターが、ダダカン宅のガラス窓一面全体に、隙間なく張り巡らされていたという。
9)ダダカンはその記念にずっとそのポスターを21世紀まで貼り続けていた。今でもあるかもしれない。
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