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2021/11/05

ケヴィン・ケリー<1>

No.4579★★★★☆

1)一度、書店で手に取って、すぐに本棚に戻してしまった本。ケヴィン・ケリーは、数年前までは夢中になって追っかけていた人物。同世代でもあり、編集者という存在の近さに、大いにシンパシーを感じていたものだ。

2)しかし、最近では当ブログは読書ブログという標榜を放棄している。本も読みたくなければ、ブログも書きたくない、という心境が続いている。それは確かにこの一二年の新型コロナウィルス騒動も大きく関わっているが、主には私自身の高齢化が一番の主因であろう。目も悪くなり、持続的に本を読めなくなった。

3)さらには、この本のタイトルのように、これからの5000日などという当てどもない未来に、ほとんど関心を失いつつあるからだ。5000日と言えば、約13年。平均寿命で言えば、ケリーも私もほとんどこの世から去っていく時代のことである。ましてやミラーワールドなど、私はもう興味ない。そんな世界や社会は、鬱陶しくて仕方ない。

4)そう思いつつ結局この本を買ってきたのは、他に面白い本がなかったせいもあるが、なんとか現在のこのブログの流れを変えたいと思ったからに違いない。

5)この本は、ケリーの新刊ではなくて、過去の著書とインタビューをまとめたダイジェスト紹介本だ。ケリーをビジョナリーなどと言って、予言者めいた神秘の存在に仕立てようという姿勢には反対だ。この情勢を見ていれば、だれだって大体の予想はつく。関わった編集者たちだって、決して想定できないことではない。それをみんな寄ってたかって、ケリーが言ったということにして、自分達の言いたいことを、ケリーの権威を借りていっているだけだ。

6)おそらく、現在のケリーはここにはいないだろう。この本には、人生や、環境や、人類、そして精神に関わる大事な物事が抜け落ちている。この本は、多くの人々にマインドが入り混じった、薄よごれた一冊だ。この本の中から、純粋にケリーが言わんとする、究極の一語を見つけることは、難しいだろう。

7)とかなんとか言いつつ、私はまだこの本の目次しかめくっていない。当ブログの雰囲気を変えるために、ひさびさに読書生活に戻るか、やっぱりせっかく買った本を放り投げてしまうのか、今のわたしにはわからない。

<2>に続く

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