「スピリット・オブ・ロードスター」<56>混迷
「スピリット・オブ・ロードスター 2021」目次
1)突然のコムの登場によって、 見えてきたことと、ますます混迷してきたことがある。
2)はっきりしてきたことは、EV車戦略は、すでに脈々と続けられてきているのであり、選択肢もかなり増えている、ということ。そしてさらには、なおかつまだまだ決定打がないということ。
3)コムスは面白い。改造して遊ぶにはちょうどいい。だがそれは、ツッコミどころ満載だからだ。 目のつけどころは素晴らしいが、完成度は低い。
4)そして、その上位車種として、すでにC+Podが発売されている、ということ。C+Podはそれなりに性格付けを明確にしつつあるが、どうもまだ割り切れていなさそうだ。二人乗り、160万 、法人や行政向け限定、というのが、どうも怪しい。
5)当ブログのポリシーとして、本格的なEVが200万以下で出てきたら、20プリウスEXから乗り換える、と宣言してきた。C+Podが200万を切ってきたことは素晴らしいが、まだまだ本格的とは言い難い。まず、20EXを捨ててまで、乗り換える気にさせてくれない。
6)スタイル、機能、販売姿勢、そして技術はそのものにおいてこなれていない。5時間充電で150キロ走行は、一定の目的には適合しているが、一般的な自動車レベルに達していない。いまひとつ、魅力に欠ける。
7)逆に言えば、コムスの割り切りは素晴らしい。一人乗り、原付対応、維持費、など、魅力満載だ。これはこれで継続して開発して販売を続けてほしい。
8)そしてまた、当ブログの、いまださめやらぬロードスター愛は、どうしたものだろうか。
9)自分好みに改造するという意味では、コムスもロードスターも、同じだ。しかし、コムスはやや生活の足として期待されているところがあり、ロードスターは車としての走りの魅力が期待されている。どちらも趣味性は相当に高い。この二つの間にうまくC+Podが入り込めそうか、というと、全然そんなことはない。
10)ロードスターはある意味の名品、未完の完成品である。ロードスター道とさえ言えるコアな世界を、すでにほぼ完全に作り上げている。しかしそれは、旧来のガソリンエンジンを積んだ車としての限定されたジャンルにおいてである。
11)コムス、あるいはC+Podは、まだ試打球だ。こんなのどうだ、と、 ビクビクしながら、不安を抱えてのスタートに過ぎない。だが、未来に向けた大きな可能性が秘められている。
12)コムスには、4つのグレードがあるが、私にはPタイプしか目に入らない。デリバリーはボックスが大きすぎて、後ろ窓がないのは困る。そして、ジッパー付きホロドアは、なんとも悩ましい。防犯性、安全性、機能性において、まだまだ不合格である。
13)さて、私はどうするか? 近々、コムスを8時間借りて、もう少し自宅周辺を乗り回して見よう。生活圏において、どれほど実用性を発揮できるものか。そして一回完全放電させた後、6時間ほどかけて充電して、また周辺を回った後、返却しよう。
14)気になるとことは、やっぱりドアだ。ホロドアで満足できるか。晴れた日なら、原付バイクなのだと割り切ってドアなしで、走り回ることはできるか。実験して見る価値はある。
<57>につづく
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