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2021/06/04

三銃士 10歳までに読みたい世界名作、日本名作

No.4544★★★★☆ リスト

1)10才までに読みたい世界名作、第2弾。9才の孫Rが読み始めたので、爺さんも密かに、読んでみた。なるほど、爺さんは爺さんなりに、先日読んだ藤沢周平の「蝉しぐれ」に流れる似たようなテーマを感じ取った。

2)忠義を誓うこと。恋心と常にあること。剣に命をかけること。仲間とともにあること。どこかに同じで香りがする。ひょっとすると、藤沢周平はこの三銃士を下書きにしたかも。

3)時代は、片や400年前のフランスにおける少年剣士のお話で、150年ほど前に書かれて、世界でよみつがれているという。一方は、おそらく200ほど前の日本江戸時代の地方小藩における下級武士の子弟のお話が、現代に書かれて、映画やテレビ長編番組になっている。

4)21世紀に生きる少年少女にとって、剣に命をかけて戦うな んて、正直、自分の将来としては想像できないだろう。であればこそ、400年前のフランスでは、こういうことがあったよ、とインプットしておく必要もあるかもしれない。

5)歴史も地理も、つまり、時間も空間も、煎じ詰めれば、ただただ、いまここ、と集約されてしまうだろうが、それではなんとも味気ないことになる場合も、ある。

6)多くの時代や多くの人生をイメージすることによって、自らの環境や人生を客観視することもできるだろうし、広く大きな可能性に気づく事もできるようになるだろう。

6)このシリーズ、何十冊もあるようだが、うまいこと、わが孫R9才と歩調を合わせて読み進めてみたい。

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