マツダ/ユーノスロードスター―日本製ライトウェイトスポーツカーの開発史 <2>

マツダ/ユーノスロードスター―日本製ライトウェイトスポーツカーの開発史 <2>
小早川 隆治 (編集), 平井 敏彦 (著) 2019/5/1 出版社 : 三樹書房; 改訂版 (2019/5/1) 大型本 : 198ページ
★★★★★
1)結局NHW20のレシーバー修理はプロに任せることとなった。聞いてみれば、部品持ち込みなら、レシーバー取り付け工賃は5KYで済むことが判明したからである。そして、見事に成功した。
2)実際にネットで自分が落札した部品が感動品かどうかは、組み込んでみなければわからなかったが、万事上手くいったわけである。いやいや、良かった。わずかに経費10KYで済んだのだから、痛快である。
3)さて、RSの開発コンセプトは、人馬一体であるという。しかもそのモデルは流鏑馬だ。これには目からウロコであった。そして、エクステリアのコンセプトは能面、インテリアのコンセプトは茶室だったのだ。
4)M社の他の車はともかく、RSが実用性にかけ、自らのライフスタイルにミスマッチなのに関わらず、妙に魅惑的に感じられつ付けてきた謎が解けた気がする。そうであったのか。実に腑に落ちる。
5)とするならば、その概念を、わがNHW20愛に置き換えてみるとどうなるか。人馬一体はいいとして、流鏑馬はどうかは。これは思いもしなかった。私が20に乗る時、流鏑馬のイメージではない。もっとくだけた、ダラけたイメージである。緊張感がない。どうかすると、山子が駄馬に焼いた炭でも積んで、手綱を引いているような感覚だ。人馬一体というより、三橋美智也の「達者でな」のイメージである。のどかな風景だ。
7)インテリアにしても、20はちょっと屋根が低くって、いつも乗り込む時に頭が引っかかるのが気になっていたが、こうして謎解きされてみれば、にじり口よろしく、も少し、謙虚になって、真摯に乗り込む必要があったのである。装置の設置の仕方、配置、視野、意識の持ち方。ドライブすることは、茶をたてることと繋がっていたとは。
8)20を運転する時、流鏑馬のような、緊張感はあるか。キレはちょっと違うだろうな。もうちょっとリラックスしたものだ。しかし、エコドライブで走行距離を伸ばそうとするならば、それはそれなりの人馬一体感は必要なのである。
9)なにはともあれ、レシーバー修理は成功した。「歯科椅子上のリゾート」は、NHW20上のリゾートへと移植されたのである。めでたし。
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