「帰郷」 藤沢周平 原作 杉田成道 監督 <2>
帰郷
2020年作品 仲代達矢 (出演), 形式: DVD 言語 : 日本語 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 80 g EAN : 4907953283978 メディア形式 : 色, ドルビー 時間 : 1 時間 59 分
5)今回は、ちょっと仲代達矢のライフストーリーをウィキペディアで読んだことが大きく作用しているようだ。彼については、ほとんど何もしらないかったが、その面相からくるイメージと無名塾とやらの演劇集団を主催していること、そして、そういえば奥さんを早く亡くしたことぐらいを知っている程度だった。
6)しかし、その出生や幼少期、青年期や、演劇との出会いや、演劇に賭ける人生の一端を知ったことが、この映画をみるこちらの姿勢が大きく変わったことが影響しているようだ。どうしてそこまで、人生を賭けるのか? つまり、人はなぜに生きるのか、というところまでつながった。
7)そういう意味において、単なる映画鑑賞ではあるが、もう一段、なにか別次元への足かがりをみつけたかもしれない。時あたかも、テレビでは「バック・トウ・ザ・フイユチャー」が始まった。こちらもまた、30年前の世界への「帰郷」だった。時間を、人生をどうとらえるか、ということは、大きな可能性を秘めている。
8)「帰郷」は、老境を扱っている作品だ。そして南無阿弥陀仏。それから、ついに人は死して御山に帰る。そのストーリーに、見るものは、どのような付加価値、付加ストーリーを付け加えることができるのか。作品として外材物を評価するだけでなく、その映画に触発された何かが、自らの中に、なにごとかの波及を与えているのかどうか。せめて、何度か見るのなら、その変化に気づいているべきであろう。
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