「セルアウト禅問答」挫・人間
「セルアウト禅問答」
挫・人間
No.4485
1)いやはや 意味不明。禅問答で検索したら、こんなバンド?に出くわした。動画がいっぱいあるみたいで、次々に見てしまった。学園祭の延長みたいで、どこでもありそうでいて、なかなかテクニックもすごいのかも。わからん。
2)時と場合によるが、こんなのも好きだな。近所の路上で、こんな連中に出会ったら、間違いなく、視線を逸らして、無関係を装って、過ぎ去ることは、間違い無いけど、夜中に、一人でタブレットいじっているようなタイミングなら、面白い。
3) ネット見ているだけなら、巻き込まれないだろうし、水槽の中の金魚見ている感じ。でも、こいつらのコンサート(やってるのかな?)の会場には足を運ばないだろうな。適当な距離感が必要だ。
4)ほらほら、あそこの角の家の二番目な。小さい時からやんちゃだったけど、最近やたらと身長がたかくなり、たまにギターケース抱えて駅の方に行く。この前は、昼間っから、ドンスカ、ドラムの音がした。バンドやってんのかな。
5)訳のわかんないのに巻き込まれるのは嫌じゃが、その訳のわかんないものに、巻き込まれるのも嫌いじゃ無いんだよな。アレ? 俺って矛盾してる? つまりだ。身の安全が保証されるなら、ジェットコースターにも乗ってみたい、っていうあの心境かな。
6)こいつら(ってごめんなさい)、何かdrugsでもやってんのかな? 今の若い連中の風俗知らないからな。中学生時代に、バナナの皮の裏筋を、銀紙に包んで、コンロで炙って、香りを嗅いだ、元祖ジャンキー志願兵としては、嫌いじゃぁないが、巻き込まれるのは嫌じゃな。ジェットコースターと同じ。
7)今じゃ、金出してまでジェットコースターには乗らねーが、もっとも、今じゃぁ、金もらっても、ジェットコースターなんか、乗りたくねー。嫌じゃ。いいよ、じいちゃん、ベンチで荷物の番しててやるから、みんな遊んでおいで、って感じかな、遊園地でも。
8)うちの孫が大きくなって、こんなバンドやるようになったら、やっぱり一回は見に行くだろうな。うん、いいな、すごいな、って納得するだろう。でも、その脇で、こいつら大丈夫か、将来、どうなってしまうんだ、なんて心配、始めるかも。いや、絶対そうだ。
9)先日、生まれたての孫が、一人で床に転がって、うまい具合にタオルの上に乗せられたミルク瓶でオッパイ飲んでるのを見て、「おお、こいつ、立派なプロの赤ちゃんだな」と呟いたら、すこし大きな孫が、「いやいや、そういうのいないから」と否定されてしまった。
10)でも、じいちゃんには、そう見えた。そういう視点で考えれば、こいつら(ごめんなさい)、「挫・人間」って、なんだか知らないが、立派な、プロの青春集団だな、って感じる。いいと、思う。食えるかどうか、もう食えているのかもしれないが、いいんじゃないか、他人の子なら(爆笑)。
11)つうかなぁ、おいら自身もあの時代はこんなもんだった。こんなかっこよくなかったし、センスもないし、徹底もしてなかったから、プロじゃなかったかもしれないが、セミプロ・クラスだったかもよ。悪くない。
12)でね、今ここに、即して言えば、実はおいらは今、プロのじいちゃんを目指しているんだよ。爺ちゃんらしい爺ちゃん。つまりだね、あの、ジョージ秋山先生(先日お亡くなりになってしまわれた)描くところの「浮浪雲」、あそこに出てくる渋沢先生みたいになりたいのだ。
13)縁側で、日向ぼっこして渋茶を飲みながら、「進之介くん、美味しいヨーカンがありますよ」って声をかけたりする、あの爺ちゃん。あれがいわゆる、私言う所の、プロの爺ちゃんなのです。
14)で、挫・人間「セルアウト禅問答」って、どういう意味? よくわかんないけど、わかんないのはオレだけだけかもしれないが、赤ちゃんでも、青春でも、老人でも、とにかく、お互い、プロの人間として、タイマン張って行こうじゃないか。と、思うのである。ゴホン。
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