IT社会と企業の未来
このタイトルズバリではなかったが、関わりのある会社のオンラインセミナーとやらにZoomで参加した。
本来は毎年立派な会場を借りて、会社の顧客向けに綺麗事に終始する企画ではあるが、今年はパンデミック下において、オンラインで開催された。
二部構成で、パート1が若き女性イノベーターたちの体験談のようなもので、なかなか物事をはっきりとした口調で発言し、また自らの体験でなければ語れないような内容も多くあった。
一時間強の時間枠でのパネルディスカッションには当然不足もあるが、まあこんなもんだろうな、という内容であった。
別段にひらめいた、ということはなかったが、大いに気付かされたのは、若さの持つエネルギーというものについてである。
彼女たちの持つ若さは、年老いた私などからみると、ワカ者というより、バカ者と揶揄したくなる部分もないわけじゃないが、であるからこそ、若者なんだ、と思わされた。
当然私自身も若い時分には相当にバカ者だったわけで、年寄りたちがハラハラしながら見守ってくれていたのだろう、ということは、今になってみればわかる。
しかし、今回のパネラーたちは、若い時分の私などより、はるかに知性を携えて、それぞれに立ち位置を与えられ、また自分でそれを獲得してきたイノベーターたちである。心から応援したいと思った。
パート2においては、それぞれの有名企業に属するイノベーターたち3名のパネルデスカッションである。ほぼ引退を間近に控えているような方もおり、主婦から再出発した有名編集者もいた。
メディアなどでは、内部崩壊しているかのような評価をされている企業に属する登壇者もいたが、なかなかに元気で、決してメディア情報で出来上がっているイメージとは、ちょっと違う。
表面的な情報だけに頼っていると、本質的なニュアンスを掴むチャンスを失ってしまうこともありうるな、と反省したことだった。
かくいう私が関連している動きについても、30年前や40年前の情報から一歩も出ていない一般人を見るにつけても、常に感性を磨き、より新しい今日的な実態に触れ、さらには進んで自ら体験することの大事さに、心が巡った。
企業主催の、顧客向けセミナーとなれば、ネガティブ情報は避けて、より希望に満ちた、宣伝効果を狙った内容になるのも仕方ないとして、時にはこういう試みがあれば、積極的に参加してみるのもいいもんだ、と感じた。
IT社会や企業の未来について、分かった訳ではないが、人間こうして、日々葛藤して生きていくんだな、って思うと、何やらシミジミとしたエネルギーが湧いてくるのだった。
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