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2020/04/07

「流行性感冒」「スペイン風邪」大流行の記録 内務省衛生局<2>

<1>よりつづく

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「流行性感冒」「スペイン風邪」大流行の記録<2>
内務省衛生局 (編集) 2008/11 平凡社 東洋文庫 ペーパーバック 458ページ
★★★★☆

 この本もまた返却日になってようやくページに手をかけたにすぎず、数行以下、内容を熟読する、というようなものではなかった。されど、この内務省衛生局 (編集) という重々しい編集者名でありながら、実際には2008年になって刊行されたものであることに驚く。速水融の著書に3年遅れている。

 内容は、ダブっているものの、つまり、パンデミック下にある、われわれ一般市民のやれることは、実にごくごくわずかである、ということである。この目に見えない「敵」と闘うには、とにかく、手洗い、うがい、免疫をつけて、静養する以外にないのである。

 触れないこと、油断しないこと、徹底的に警戒する、このことに尽きる。

 緊急事態が宣言される、今日この頃であるが、人類そのものは、決して自然の猛威を克服したわけでないことを、痛感させられる。

 そしてまた、この本の特長的なことは、この100年に限らず、過去千数百年の記録を遡って、そのパンデミックの足跡を追っかけていることだ。今はそれほど余裕はないが、これらの面から人類史を追っかけてみれば、人間というものの存在のいかに淡いものかを知ることができるであろう。

 そしてまた、その科学的な側面ばかりではなく、カミュの「ペスト」のような、不条理な面からも、このパンデミックを追っかけてみる必要があるのであろう。

 パンデミックには、よい人にも悪い人にも、万人に等しく襲いかかる。万人だれもがのがれることのできない現象なのである。まるで、生老病死における「死」にも近い存在と言える。

 いずれ、このような研究分野をゆっくり探索する必要もあるのだろうが、当ブログとしては、もはや、その余裕は残されてはおるまい。

 ただただ、不可知領域の広がりに目を見張るばかりである。

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