「コロナの時代の僕ら」パオロ・ジョルダーノ
24時間だけ無料公開、などといわれると、特売品に群がる不節操な兄ちゃんのような気分になり、とりあえず、一通り 目を通した。結論としては なんだかなぁ、という気分。この人がどういう人なのかも知らないし、どれだけの緊急性があるのかも、わからなかった。
小説家とあるから 現代イタリアの売れっ子のなのかもわからん。でもまあ、これは翻訳者の問題だろうが、いい年こいて、僕ら、という一人称は、基本的に、私は嫌いである。そこに甘えと、馴れ合いを感じる。
このグローバル・パンデミックのドサクサに紛れてなら、おそらく大多数の人が、ちょっとした文章を書ける。この人がどの程度の人なのかわからないが、大した内容のある文とは思えない。まぁ、パンデミックで酷い仕打ちを受けているイタリアの一人の青年の書き残したエビデンスの一つ、と理解する程度だ。
閑話休題。3・11の時、私はエコビレッジ作りに夢を持っている最中だった。諸縁あって、結局はその熱情は、小さな市民農園での畑仕事程度に縮小されて、9年後の今日に至る。さて、今回は、放送大学での、公認心理士でも挑戦してみようか、というタイミングに、今回のパンデミックが起こった。
勉学のチャンスはまだまだあるし、資格挑戦のチャンスもないとは言えない。しかし、それはもうしないだろう。ちょっと白けた感じ。最終的にはどうなるかわからないが、間も無く生まれて来るだろう5番目の孫の、無事を祈りながら、もっと何か違うことの方に、私のエネルギーは向かい始めているようだ。
もっと本質的な何か。最終的な何か。サムシング。
知ることのますます不可知星の春 把不住
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