「図説 禪のすべて」鈴木大拙監修 他

「図説 禪のすべて」
鈴木大拙監修 1963/06 出版社 木耳社 函入り単行本 p200
No.4380★★★★★
天井階からの30年ぶり落下本の一冊。 あまりにも当たり前で、これまであまり気にも留めないできてしまった本だが、あらためて手に取ると、大変重厚な思いのこもった一冊である。
いまでこそ画像や動画で禪の世界を覗くことができるが、1963年当時、これほど多量の画像が一冊に含まれている本はほとんどなかったであろう。白黒とはいえ、いや、白黒だからこそ、当時にその精神世界の深さを浮き出させてみせてくれる。
大拙は監修者であり、本来は、篠原壽雄・佐藤達玄両氏の共著である。奥付の文面からするに、戦中派の人々であり、多くの友人を学徒出陣などで亡くされた方々である。
1945年の終戦後、1963年と言えば、翌年の東京オリンピックに向けて、復興ニッポンに向けて行動成長を遂げようとしていた日本であるが、そこに、若い精神世界の担い手たちが、生きていたことを強くアピールする一冊である。
| 固定リンク | 0
「22)辷の巻」カテゴリの記事
- 今日の気分はこの三冊<48>(2020.04.11)
- 「ペスト」カミュ <2>(2020.04.11)
- 「人間の贅沢、ひとつ」「と・も・た・ち」放送大学<10>(2020.04.11)
- 「京都人の密かな愉しみ 桜散る」監督: 源孝志 <2>(2020.04.11)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「辷の巻」編(2020.04.11)


コメント