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2020/01/28

『男はつらいよ お帰り 寅さん』

『男はつらいよ お帰り 寅さん』
山田洋次監督 2019年制作 松竹映画 116分
No.4383 


 桑田佳祐には何の思い入れがないが、あんまり彼の悪口をいうと、奥様の横やりが入るので、まずは云わないでおく。しかし、映画館で、桑田の歌が終わって、あの「男はつらいよ」のタイトルが出てきただけで、私の涙腺は、パッと緩んでしまった。そして、最後まで、乾くことはなかった。

 寅については、これまでいろいろ書いてきた。全作品を見て、その感想もひとつひとつ書いたし、その同時期に私が何をやっていたのかも、書いてきた。もちろん、テレビからのダビングだが、全作品の録画も保存している。再放送があれば、欠かさず見ているし、今回の「贋作 男はつらいで」(関西バージョン)にも喝采だ。

 いろいろ書きたいことはあるが、まだ上映中でもあるし、ネタバレになるので、今はまだ黙っておこう。今日は、この機会に別なことを書いておきたい。

 近くのモールのシネマに行ったら、見覚えがありそうな男性が立っていた。ひょっとすると思い、「Sさん?」と声をかけた。相手は怪訝そうな顔をして「そうですが」と答えた。もっともこちらは、新型コロナウィルス防御のために大きなマスクをしていたので、こちらの顔を判断できなかったのだろう。

 マスクをはずし、名前を名乗ったら、「ああ、いつも案内ありがとう。出席できなくてごめんなさい」と謝ってきた。同級会の案内を送っているのは私ではないが、彼から見た場合、同級生としては私が一番近い存在だろうから、まぁ、私にそのメッセージを伝えるのは案外間違っているとは言えない。

 もっとも年賀状を交換するようになってからすでに二十数年も経過しているので、それとなく互いの動向は分かっている。だが、本当に出会ったのは、数か月前、本当に50年ぶりと言っていいほどだった。

 私は、近くの文化会館のレセプショニストのボランティアをやっている。年に何回かの不定期なお手伝いだが、チケットのもぎりや会場整理、アンケート回収など、簡単な作業だが、ネクタイにスーツ姿で、なお数時間立ちっぱなしになるなどの、結構きつい肉体作業である。

 あの日は、もぎりと並んで、パンフレット配りをしていた。「いらしゃいませ」「お待たせしました」「おたのしみください」などなど、紋切り型の声をかける。ワンパターンにならないように、いろいろリズムを取りながら、お客様ひとりひとりの顔を見ながら、それとなく笑顔で声をかける。忙しいのは30分ほどだが、それでも、結構な緊張する時間が続く。

 すぐ近くの会館なので、知人がやってくることもあり、いきなり声を掛けられることもある。逆にこちらは気づいているのだが、気づかずに通り過ぎていく知人がいたりするときもある。それも決して多くはなく、一公演で2~3人、いるかいないか・・・・・

 

とここまで書いてきて途切れてしまった。次回、いつか続編書くかもm(__)m

つづく・・・・かなぁ

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