「あなたの魂を照らす60の物語」OSHO
「あなたの魂を照らす60の物語」
OSHO (著), Amy Okudaira (翻訳)2019/11 出版社: 大和書房 単行本(ソフトカバー): 272ページ
No.4352 ★★★★★
翻訳者は1977年生まれということだから、だいぶお若い方だなぁ、と思ったが、いえいえもはやだいぶ年配と言っていい方だろう。思えば私はこの年にインドでOSHOのサニヤシンになって42年。実に早いものだ。
この方は、山川紘矢・亜希子夫妻翻訳の「JOY」で初めてOSHOを知ったというが、もうそれでも6年が経過するのか。光陰矢のごとしである。
出版社の大和書房からOSHO本が出るのは初めてだろうが、私はそれこそ高校生時代にこの出版社から継続してでていた「人生論」ものをだいぶ読んだ記憶がある。あれから50年だ。
本書はOsho自身が手書きで書いた稀な物でであり、また物語形式になっていることから、違った形でOshoの魅力をお届けできることを嬉しく思います。p268「訳者あとがき」
元本はEarthen Lamps:60 Parables and Anecdotes to Light Up Your Heart .
OSHOの本は、その時々で、格別な味わいがあるが、おそらく、それこそ私が大和書房の人生論を読んでいた高校生時代の1960年代後半の時期に書かれた本であろう。当時の私が読んでもわかりやすいような平易な文体で、実にコンパクトに、書かれている。
この本を持ってOSHO全体を理解することは不可能ではなかろうが、読者はこの本を良き入り口として、幅広いOSHO本に触れていくに違いない。また多くのOSHO本に触れてきた人にとっては、これまた新鮮なクリーンヒットを浴びたような気分になる一冊になるに違いない。
時間と共に、人びとの成長と共に、理解されるべき精神世界もまた、流動、進化、昇華されていくのだろう。今後もこのような本が続いて出版されることを願う。
| 固定リンク | 0
「22)辷の巻」カテゴリの記事
- 今日の気分はこの三冊<48>(2020.04.11)
- 「ペスト」カミュ <2>(2020.04.11)
- 「人間の贅沢、ひとつ」「と・も・た・ち」放送大学<10>(2020.04.11)
- 「京都人の密かな愉しみ 桜散る」監督: 源孝志 <2>(2020.04.11)
- 再読したいこのカテゴリこの3冊「辷の巻」編(2020.04.11)
コメント