「住まいのアイデア図鑑」失敗しない! 住友不動産

「住まいのアイデア図鑑」失敗しない!
住友不動産 (監修) 2015/08 出版社: 宝島社単行本: 205ページ
No.4363★★★★☆
数年前に身内の一家がリフォーム・マイホームを考えた時に、ハウスメーカーから提供された一冊。今回は、次の一家へと引き継がれようとしている。出版社は宝島ではあるが、メーカー主導の宣伝本と考えていいだろう。
しかしながら、よく考えられている。パラパラすると、すでに20数年経過した我が家のリフォームにも参考になりそうなアイディアが満載である。もはや次のもう一軒の家など考え及びもつかないが、それでもこの一冊を見ていると、自分がマイホームを計画していた時の興奮状態を思い出す。
今はハウスメーカーの戦略もあり、最初からメーカーがプランを決めてしまっている建売も多いし、一軒家ではなくてマンションも多い。古民家を購入してリフォームする、という趣味人もいないわけではないが、追加経費を考えると、決して得策とはいいがたい。
結局、ゆっくりマイホームをプランニングできる家族はそれほど多くないことになる。その恵まれたチャンスを与えられたとしても、専門家ではない家族があれこれ悩んでも、統合されたものにならず、最初から専門家が考えたありきたりのプランで満足することも多いだろうと推測する。
されど、そのチャンスを使って、いろいろ住まいを考えてみるのは、面白いチャンスだと思う。一生にほとんど一回しかない。人によっては、二度三度とある人も、いることはいるだろうが、ごく少数である。そして巷間には、気に入った本当の理想の家を作るには三軒建てないといけない、などという戯言も聞こえてくる。
しかし、おそらく三軒建てても理想の家にはたどりつかないだろう。家とはそういうものであろうし、理想とはそういうものだ。だから、どこかで妥協も必要だし、合格点を低く設定する必要がある。
何事も60点合格主義の筆者なんぞは、与えられたスペースなら、それはそれでいいと満足するはずだが、日々あちこちいじり回して、何かと自分の好みに作り替えようとする衝動にかられ続けることだろう。
現在の住まいも、いつのまにか、合格点ぎりぎりに下がってきている。あれこれ考えるのではあるが、生活全体の優先順位を考えると、食べて寝て、雨風をしのげるなら、それでいいではないか、と納得することが多くなった。目先をちょっとづつ変えながら、目をそらしつつ、チラチラ見ながら、なんとか日々を過ごしていることが、さらに多くなったのである。
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