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2019/10/10

「プレムバヴェシュの孫たちとの対話」<79>どっこいしょ

<78>からつづく

「プレムバヴェシュの孫たちとの対話」 

<79>どっこいしょ  目次 

 じいさんは時々孫たちのアッシー君を頼まれることがある。先日、スイミングスクールの迎えを頼まれた時、運転席に「どっこいしょ」と乗り込んだ。すると、孫が「おじいちゃん、どっこいしょ、ってどういう意味か、知ってる?」と聞いてきた。

 「どっこいしょ? 腰が痛いとか、そういうことかな?」

 3・11災害の後に生まれた男の子とは言え、もうすでに小学二年生。それなりに本を読んだり、跳ねまわったりしているが、成長は早い。先日もちょっとヤンチャして女の子を泣かせてしまった。

 「いや、ほら、ごかん、ってあるでしょ」

 「こかん?」こいつ、股間って言ってるのか? 股間に力を入れろ、とでも?

 「いや、こかんじゃなくて、ごかん!」

 「ごかん? ああ、五感。五感かぁ?」

 「そうそう」

 「見る、聞く、臭いを嗅ぐ、味わう、それと、触る、という奴だ」

 「そうそう、それにもうひとつ、何か足す!」

 毎回坐禅会などで読まされる般若心経にも書いてある。照見五蘊、という奴だ。それに一つ、「こころ、とか、いしきを足すんだな?」

 「そうそう、そうすると6つになる」

 「第六感、六根、っていうやつだな」

 「それで、ろっこんしょうじょう、になる!」

 「ろっこんしょじょう? 六根清浄。目や耳や心をきれいにする、という・・・」

 「そう、それが、どっこいしょ、になった」

 「はぁ、どっこいしょ、が六根清浄?」

 「ほら、山に登るとき、どっこいしょ、っていうでしょ・・・」

 はぁ、なるほど、山伏が山で修業する時に、確かに六根清浄、とかいうだろうな。六根清浄、六根清浄。

 「どっこいしょ、っていうのは、ざつねんをすてて、たちあがる、いみなんだよ」

 「なに? 雑念を捨てて、立ち上がる?」 「それが、どっこいしょ、だったのか!」

 「そんなこと、どっこで知ったの? 学校で習ったの?」

 「いや、コロコロコミックに書いてあった。チコちゃんに叱られる、ってあるんだ」

 な~るほど、そこに紹介してあったんだな。どうやら、この話題のルーツは、一年前ほどのテレビ番組にあったようである。

 「先生にも言ってみたら、知らなかった」

 そうだろうなぁ。いやぁ、ぼーっと生きていたよ。どっこいしょ、どっこいしょ。

 六根清浄、六根清浄。

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<80>につづく

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