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2019/09/08

「枝野幸男の真価」毎日新聞取材班

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「枝野幸男の真価」
毎日新聞取材班 (著) 2018/03 出版社: 毎日新聞出版 単行本: 192ページ
No.4330 ★★★★★
 中島岳志は、田中角栄と山本太郎の類似性を指摘し、田中角栄における大平正芳の存在を、山本太郎においては、枝野幸男がふさわしいのではないか、と提案する。

   中島岳志は、左派ポピュリズムの「闘技デモクラシー」としての山本太郎は、「熟議デモクラシー」の枝野幸男と組むべきだ、と言っているのだ。本当だろうか。太郎は、政府というものの虚偽性を、安倍政権の前の政権で気づいている。つまり、「直ちに健康に影響のあるものではない」と連発した枝野そのものが、唾棄すべき対象となっているのではないか。

 政治音痴の当ブログなどは、山本太郎の熟議デモクラシーとしてのパートナーとしては、むしろ小泉進次郎のほうがふさわしいのではないか、などと意欲的な(っていうか頓珍漢な)予測を立ててみたりする。そんなわけで、枝野幸男側から「政局」を見てみる必要がでてきた。

 枝野は中学生時代から総理大臣になる夢を持っていたという。(p44)フーン、政治家になる人は、小さい時からそういう希望を持つんだな。彼は彼なりの個的な人生をしっかり歩んでいるのだ。そもそも祖父が政治家・尾崎幸雄にちなんで彼に名づけたということだから、そのような運命づけられていた人生だったのかもしれない。

 1993年日本新党から衆議院議員となって以来、結局はこの国の政界の乱気流の中で、もまれにもまれて生きてきたのだった。それはもう乱世ともいうべき世界だろう。ただ、政界の乱気流は、当ブログの関せざるエリアであり、深入りすることは憚れる。

 この本は2018年3月に出ているが、「枝野立て」、の声に答えて立憲民主主義を立党したのは、2017年10月、あれからわずかに2年も経過していない。いやはや、政界とは、実に一寸先は闇である。 今回はたしかに山本太郎とれいわ新選組が、そのお株を奪ってしまった感があるが、枝野もまた、男だなぁ、と思えるところはたくさんある。

 されど、もっと永田町の論理に染まっていないのは山本太郎の方だろう。もっと孤高で、もっと人々を見ている。枝野は、ある意味、十分に政界の論理に嵌りすぎてしまったかに見える。

 今後、どのような展開になるのか、大いに興味をそそられる部分ではあるが、それでも、政治の原点を見つめているのは、やはり山本太郎の方であると、今は断じておく。今後、太郎がどのように成長していくのか、しっかり検証しておかなくてはならない。

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