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2019/09/01

「小さなおうちの12カ月」虹乃美稀子

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「小さなおうちの12カ月」
虹乃美稀子 (著)  2019/08 出版社: 河北新報社 単行本: 172ページ
No.4320★ 

 素敵な本です。選び抜かれた感性と言葉が、しっかりと詰め込まれた宝石箱のような一冊。仙台にある小さな幼稚園の一年の風景を地元の新聞に連載、そのエッセンスを中心に、彼女の思いがいっぱいに広がっています。

 シュタイナー教育などと、やや肩肘張った紹介がされる場合もあるけれど、この本においてはその人名はほとんど出て来ません。固有名詞として学校などの紹介の時だけ。あとは、彼女の人生の中で理解し、消化した、幼児教育の本筋を、無理なく、原寸大で紹介してあります。。

 年に何度かある遠足のひとつが、博物館に付属している古い民家というのが、また、なんともいい。そこで火のある囲炉裏に座ったり、走り回ったり。季節折々の風景や行事、餅つき、七夕、父の日、梅干し作り、収穫祭。ひとつひとつが、ごく当たり前の風景でありながら、実に丁寧に、しっかりと、子供たちの歩みとともに語られています。

 実は先日、彼女の幼稚園の休みの日に招かれて、数人のお仲間とお茶をいたしました。初めての人達もいたので、私は「ミキコさんの元カレです」なんて、ふざけてしまいました。この自己紹介をマジにとった方もいるかもしれませんが、それはもちろんウソです(爆笑)。でも、そうだったらいいな、と、多少は願望を込めておきました(笑)。

 友人から紹介されて、彼女のスペースを一度だけ訪問したことあるのは、もう10年前のことでしょう。震災前のことでした。あれから彼女の活動は確実に成長し、お仲間も、ネットワークも、増えているようです。

 彼女は、中学生時代はジャーナリストになりたい、と思っていたとか。これは、私も同じだなぁ、と思いつつ、育った年代が、一回りも二回りも違うので、不思議な共通項と、不思議なギャップを楽しむことになりました。

 彼女のお母さんの実家は、私の生家とほんの数キロしか離れておらず、おそらく、何かの原風景は、どこかでつながっているはず。幼稚園がある場所は、実は青春時代の私が高校に通った道筋にあります。そして、最近は、ある伝説につながっていることに、なにかますます不思議なワクワク感が広がっているのでした。

 シュタイナーに触れたのは、おそらく私の方が先でしょう。生まれたのがずっと前なので、そうなるしかなかったのですが、彼女が彼女の人生の中で、その道を選び取ったのはさすがですね。ますます、今後どうなるのか、気になるところです。

 ある年のエイプリルフールで、ゆりかごから墓場まで、と言って、これから老人ホームや葬儀社まで手掛ける、なんてSNSにフェイクニュースを飛ばして、喝采を受けたとか。やる~。

 でもなぁ、これってホントになるかもよ。あんな雰囲気の老人ホームや葬儀社ができるんだったら、私も早目に一口加入しておこうかな(笑)。

 

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