「ポピュリズム政治にどう向き合うか」 (メディアの在り方を考える) 新聞通信調査会
「ポピュリズム政治にどう向き合うか」 (メディアの在り方を考える)
新聞通信調査会 (著) 2018/03 出版社: 新聞通信調査会 単行本(ソフトカバー): 129ページ
No.4327★★★★☆
山本太郎は、左派ポピュリズムと称されることがある。「ポピュリズム、上等」と太郎は返す。意識してかどうか、日本における左派ポピュリズムは初めての登場だ、と称されることが多い。ポピュリズムは左右ではなくて、上下なのだ、という意見もある。下からのポピュリズムなのだ、という。
ポピュラーソングのように大衆受けする運動のことをポピュリズムというのか、と思ったが、語源はしっかりありそうだ。
ポピュリズムとは何か
「人民(民衆)」に依拠してエリートを批判し、人民の意思を直接政治に反映させることを主張する急進的な改革運動
アメリカ人民党が語源 p16
なるほど、ここまで書き砕かれると、わかりやすい。にわかに登場したかに思う、山本太郎とれいわ新選組だが、こうした枠組みの中に捉えてみれば、現在どういう位置にあって、今後どのように展開していく可能性があるのか、が見えてくる。
一年前の本なので、彼らのことは当然登場していないが、ある予感のもとにこの本が編集されていることがわかる。あるいは、このような調査のもとに、彼らが立ち上がったのか、という感触も持つ。
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