「この経済政策が民主主義を救う」 安倍政権に勝てる対案 松尾 匡
「この経済政策が民主主義を救う」 安倍政権に勝てる対案
松尾 匡 (著) 2016/01 出版社: 大月書店 単行本: 242ページ
No.4325★★★★★
国会議員になってからの山本太郎が、繰り返し読んだという本。すでに古くなりつつあるが、少なくとも、現在の山本太郎を形作っている基礎の中には、この本の中の知恵の数々が埋め込まれていると判断しても悪くないだろう。
松尾 匡(ただす)と読む。彼にはいろいろ直接レクチャーを受けたようだし、最近の彼の著書にも彼とのやりとりが登場する。いろいろ勉強したんだな。わずか数年のうちに、彼は彼なりに一生懸命勉強したんだ。そして、公衆の面前であれほど強く発言できるようになった。
ある意味、にわか勉強、付け刃でもある。されど、それが的を得たものであり、また、彼なりの表現力がそこに加われば、多くの人の耳にとどく内容となる。これだけのことがすでに言われているにも関わらず、それでも日本の政治が基本的に変わらないのは、野党の怠慢と言われてもしかたないな。
野党が怠慢であればあるほど、ひとり山本太郎が立ち上がって、れいわ新選組を立ち上げなければならなかったというのも、いよいよ理解できる。それだけ感性が摩耗していなかったということになるのだろう。
王様が裸であることを、思い切って指摘する子供。大人たちは、すっかり騙されている。騙されている自分にさえ気づいていないのだ。みんな目を覚ませ。「王様は裸だ」。
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