今の生活
ある人のSNSに「今の生活」を続けられる、三つの条件、が書いてあった。
そこで私も考えて見た。
1)奥さんが元気なこと
2)仕事を続けられること
3)体がまだ大丈夫なこと
「今の生活」が何を意味するかは、異論があるが、とにかくこの3つが阻害されたら、私の生活は、めちゃくちゃになってしまうに違いない。
一番大事なのは、やっぱり1)でしょう。炊事洗濯掃除、買い物、世間づきあい、仕事の補助、パート収入。彼女に 何かあったら、一大事だ。考えてみれば、依存度がひどすぎる。やってやれないことでもないが、それを全部自分でやるとなったら、大変だ。奥さんが潰れてしまわないうちに、私も分担して、少しでも彼女の負担を軽くしなければ・・・・。
と、いつも思うのだが、まだまだそうはならない。どうせ死ぬにしても、奥さんに先立たれたら、私はアウトである。寝込まれただけでも、パニックだ。人生、お先真っ暗だ。いつまでも奥さんが健康でありますように。
2)つ目は、仕事。私の場合、何が仕事なのか明瞭ではないが、とにかく固定的な収入がないことには生きていけない。幸い今の仕事は高齢化しても続けていける可能性がある。私より10才、15才上でも現役がいる。最高齢90才の方は、記録更新中である。条件さえ整えば 、私だって、生涯現役、と言える可能性もある。
もっともそのためには、最小限の、読み書きそろばんができなくてはならない。今流に言えば、ワープロ、エクセル、インターネット、というあたりか。もちろん必要な資格も維持しなければならないし、取引先とも、顧客とも、良好な関係を構築し続けなければならない。
しかし、そこが崩れてしまっても、ローンの類が減っていれば、あるいは終了していれば、少ない年金と合わせて、半減した収入でなんとかやっていけるだろう。老後資金はゼロだが、90才まで働けば、2000万円貯蓄できるはずだ。笑。まぁ90になって、もはやそんなになくてもいいだろうし、そもそも、もはや死んでいるかも。
だから、今の仕事が続くかどうかはともかくとして、愛する奥さんがそばにいて、何か自分がやれる、やりたいことがあれば、生きていけるのだと思う。
そして3)つ目。体だね。老いの兆しは、歯、 目 、マラ、とよく言われる。歯は虫歯だらけ。入れ歯活用中。自分の歯はどんどん減っている。まずいなぁ、思いつつ、飲んでそのままゴロ寝、しちゃうものだから、ここは全く自信はない。
目だけは自信あったのだが、私も人並みに老眼になった。白内障、緑内障の宣告は受けていないが、数年前から、ちょっと大きめの飛蚊症が飛ぶようになった。老眼鏡は必帯で、長年100円ショップ製品で間に合わせてきたが、最近はグレードアップして、数千円モノを愛用している。はずきルーペとやらは使ってないが、敬老の日にでもプレゼントされれば、喜んでいただくだろう。
肩や腰、背中や足や、ひざ関節。人並みにその苦痛を味わっているが、多少の対策も心得ているし、血圧も弱い薬で間に合っている。一番の難点は、肥満だろう。このことについては、あんまり話題にしたくない。ダイエットはもはや、諦めたに等しい。ここではとにかく20キロ多い、とだけ書いておこう。
私にとっての「今の生活」を維持するには、この3つの要件が必要ですね。奥さん、仕事、体。そして、集約すれば、日々心落ち着けて、ゆったり座禅でも組めて、お茶をいただき、畑仕事ができて、たまに俳句もどきでもひねっていることができれば、私の晩年、ということになるんだろうな。
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