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2019/08/07

「僕にもできた!国会議員」 山本太郎他<2>

<1>からつづく

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「僕にもできた! 国会議員」<2>

雨宮 処凛 山本 太郎 (著) 2019/04 筑摩書房  単行本: 189ページ

 この本はおすすめである。今回の選挙前、さらには、れいわ新選組徒党の直前に作られた本であり、政党要件とか、参議院に議席獲得とか、太郎落選とか、次なる衆議院に向けて話題の中心人物になっている、などという用件は含まれていない。だがしかし、それらを補完するには、大いに役にたつ。

 今回は、まずはざっくりと縦割りに読み切ったところなので、まずは感想もざっくりと箇条書きにしておく。

①タイトルもアマイし、選挙の時もあんまり言っていなかったので、ちょっとどうかなと思っていたが、いやいや実はやっぱり、原点は原発事故だ。よくも悪くもあそこが原点だ。そうでなくてはならない。そのことについてたくさん書いてある。

②小沢一郎という人は、私はあまり良い印象を持っていないのだが、この本を読んで、ちゃんとしっかり把握しなければならないな、と思った。強面の、コワし屋いっちゃん、のイメージを、私はどうしても壊せない。そもそもが、彼がプロの政治家であるからだろう。そういう意味においては、太郎はまったくのドシロートだ。私のハートをブチ刺すのは、この太郎の要素だろう。彼に関わることは、まったく政治ではないような気さえする。

③この本の取材・構成をしている人は雨宮処凛(あまみやかりん)という人。この人のことをもう少し知りたいなと思ってこの本を読み始めたが、その点については、ほとんど分からなかった。他の書にあたる必要がある。

④私なんぞは、3・11当時の民主党政権の置かれていた位置がそれなりに分かっていたが、太郎にすれば、その時の「政府」は民主党なのだ。3・11にまつわる不手際が、太郎には鼻についてしかたない。政治家なんて、たくさんのしがらみの中で、仕方なく発言せざることが多くあるはずであり、当時の枝野幹事長の動向には、簡単に首肯することはできないだろう。したがって、太郎+枝野タッグチームなどの期待論もあるが、私の予感としては、それは絶対に無理だ。

⑤巻末の木村草太憲法学者との対談は面白い。もちろん選挙前(2017/02)と、ちょっと古い記事の再録なのだが、今日的に、もう一度対談させて、更に一歩進めた論議をしても面白かろうと思う。

⑥この本を読んで、私個人的に、一番の収穫は山本太郎の政策秘書である岡田哲扶(おかだてつお)という人物について知ったこと。

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太郎から見た岡田さん
 岡田さんと会ったのも2012年。選挙に出る時に、出るんだったら手伝うよって、最初に言ってくれた人です。元祖タロボラ(山本太郎ボランティの略)です。
 それで2013年に当選したんですけど、その時、岡田さんは別の政党の議員秘書で、いろいろ教えてくれました。受かったはいいけど何もわからないという時に、初登庁の日もついてくれていた。一連のアテンドを、時間が空いている時にしてくれたんです。別の政党の秘書なのに(笑)。

 もともと喜納昌吉さんのバンドメンバーだったみたいです。それで2004年に喜納さんが議員になった時に、メンバーから秘書になったらしい。それから他の人の議員秘書もしたり、地方議員に立候補したり、数年間は沖縄そば屋をやってました。自由な人ですね(笑)。もともと何者かよくわからない(笑)

 僕自身も何者かわからないですから、共通しているかな(笑)。 p171「山本太郎と愉快な仲間たち」

岡田さんから見た太郎
 議員から「秘書にならないか」と声をかけられたのは2018年の9月です。結構悩みましたね。その時は他の先生の事務所にいたんですが、太郎事務所より他の事務所にいた方が業務的には楽なんですよ。太郎事務所に来るというのは、よっぽど覚悟を決めなくちゃならない。だから結構悩んで、タロットカード見られる友達にカード引いてもらった(笑)。そうしたら引いたカードが「迷いを捨てて進め」だったんですよ。これは、いくことが運命なんだなと思って決めました。

 議員に期待することは、僕は、山本太郎主導で政権交代したいです。

 喜納昌吉さんは2004年に当選して2010年まで議員をしていたので、僕、2009年の政権交代を経験してるんですね。自民党政権から、喜納さんもいた民主党政権に政権交代した。一番楽しかったですね。

 でも、政権交代した後の状況もいろいろ見ています。その上で思うのは、やっぱり幹部だけじゃなくて、全員が素晴らしいメンバーで政権交代しないと霞ケ浦の牙城は崩せない。それを崩すためには、政治の業界の人じゃないんですよ。やっぱり市民から出てきた人がリーダーになるべきだっていうことは痛感しました。

 山本太郎だからできることが、たくさんあると思います。p173 同上

 私自身も、この沖縄ロックスターのコンサートに何度も関わったし、参議院に立候補した時も、積極的に動いた。今回の太郎の時よりも、もっと過重労働(笑)しました。ここで太郎とつながっているので、なお一層、価値観の連続性を確認することができた。

⑧その他、政策的にむずかしいこと書いてあるかな、と身構えていたが、それほどのことはなかった。この一か月の選挙「騒動」の中で、いきなりニワカ勉強しなけりゃならなかったことの、いわば基本の部分を抑えてくれているだけなので、難しいことはない。今となってはオサライのようなものであった。

 必要があれば、いずれもっと細かく精読するが、三読、四読を迫られるような内容ではない。とはいいつつ、いずれゆっくり再読する予定。

つづく

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