消費税5%?
はてさて、どうなるんじゃ。この10月にも10%になるという。だが、正式に決まったとは聞いていない。なにかどこかでゴーをかける人がいるのだろうか。政治的判断とやら、おいおい、どこまで駆け引きするんだろう。
で、れいわは野党共闘するなら5%だと、おっしゃる。それはそれでいい。ひとつの踏み絵のような気もするが、それはそれでいい。で、5%になるの? つまり、自公の与党がそうしようと言わなければ、絶対にそうはならない。そして、今の状況では、絶対、絶対そうはならない。
最低、8%で「凍結」だ。延長だ? それだって、なんだかおもしろくないね。少なくとも消費税全体の84%は、約束違反で、福祉以外に使われていると判明した段階で、極端な政変劇が起きて、当たり前だろう、という主張が多くみられる。
で、5%で野党が共闘して、野党が伸びて(どういう意味?)、5%に下げる力、あるの? ないね。つまり、最初の最初から「廃止」でもっていかないと、意味ないよ。10%→8%→5%→3%→0%、なんてプロセスを経るには何年もかかる。おそらく絵に描いた餅になってしまう可能性はゼロではない。
みんなの力を合わせるには、一気に合わせるしかない。そうそう、あの綱引きのように。負けてもいいよ、という引き方は絶対に負ける。勝ちたい、勝たねばならぬ、と全員が呼吸を合わせないと無理だ。息が合っても、勝つとは限らない。
相手は強い。常勝チームだ。こちとら理想は高いが、実力は不明。このポッ出の弱小チームが、最初の最初から優勝を狙うって? え? 宣言しちゃったの? やばいよ、それ。
消費税5%は妥協の産物。ストロングスタイルの佐山サトルが、仮面をかぶって、タイガーマスクを演じているに過ぎない。それは短期のフェイクな政局でしかない。
クラッシュ・ギャルズのような「敗北の美学」で、絶叫で、終わりですか? 極悪同盟にやられっぱなしで、それでいいんですか? 判官びいきの日本。ああ、美しかったね、って、涙をうっすら浮かべて、終わりでいいの?
いまさら力道山のような兇刃に倒れるほど、ワキは甘くはないと思うが、ここでつぶれたら、れいわがつぶれたら、おそらく、もう50年も、100年も、政治は見向きされなくなる。少なくとも、事態はどんどん悪くなるだけで、人間界は修羅となる。
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