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2019/08/18

「私が総理大臣ならこうする」 日本と世界の新世紀ビジョン 大西つねき

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「私が総理大臣ならこうする」 日本と世界の新世紀ビジョン
大西つねき (著) 2018/12 出版社: 白順社 単行本: 256ページ
No.4313 

 いいんじゃないかな、この人、この本。共感しうる点はいろいろある。山本太郎もそうだったが、前代未聞の未曾有の災害だった3・11がひとつのターニングポイントになっていることも、共感のベースになっている。

 金融のトレーダーとしての実体験から導き出された経済理論については、一読者としてはお手上げで、なるほどそういうことなのですか、と拝聴するだけに留まる。それに反論することもできなければ、実証もできない。そういうものなんだ、と納得するしかない。

 ただ、それらはネット動画で繰り返し彼が主張していることでもあり、直接間接的に、第三者の論評もあり、かなりの共感を得ており、また共通項もあるので、これはこれでいいのだと思う。

 後半部分においては、2017年における自らの衆議院選への立候補を交えながら、実際にそれを実行し実現していく道筋については、異論もあってしかるべきだろうし、また、現実的に可能性を高める手立てにはなかなか難しさがともなうのだ、という主張には、やや正気に戻ってしまうところがある。

 されど、彼がすでに2018年12月においてこの程度の準備をしていたからこそ、今春のれいわ新選組との合流が可能となったのであろうし、彼自身の政治家キャリアとしても大きく歩みを進めることができたのだと思う。

 巻末の、彼が主宰する「フェア党」の紹介も好感の持てるものである。

 後半面白かったのは、マーケティングの観点から、キャズム理論を紹介していたところ。当ブログにおいては、すでにこの理論を活用させてもらっているが、それはIT関連の技術の進展状況についての理解のとどまっていた。この書においては、その理論を、政治上の運動に適応させている。

 ここではあえてMMTと言っておくが、新しい経済理論の普及過程において、イノベーター段階が終わって、すでにアーリーアダプター層を獲得したのが、今回の参院戦あたりではないか。もうすぐアーリーマジョリティーに普及しつつある。次回の国政選挙ではあきらかにMMT(的類似理論)が、圧倒してくるのではないだろうか。

 とすると、今回れいわ新選組が打ち立てた8つの緊急政策の具現性、可能性も、グッと高まってくる。フェア党の大西つねき、ここはれいわ新選組に合流する形で、さらにこの潮流に勢いをつけてもらいたいものだ。

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