<帝国>VSマルチチュード
アントニオ・ネグリ&マイケル・ハート の「<帝国>」と「マルチチュード」。この図式は、当ブログが探求してきた重要なテーマの一つである。
今回のれいわ新選組に、私が密かに心を寄せてしまうのは、この図式が、今でもずっと私の深層でも生き残っているからかもしれない。
「<経団連(あるいはCISI?)>」VS「現場の当事者たち」、この図式がズバリハマった。
アントニオ・ネグリは、マルチチュードが把握すべきは三つあるという。貨幣、憲法、武器。
まさにこの図式に当てはめようとすると、貨幣は、緊急政策の第一、「消費税廃止」に当たるだろう。なぜに廃止できるかというと、MMTにも似た、貨幣論がある。ここをマルチチュードがコントロールできるようになると、れいわかくめいは、一歩前進する。
「憲法」は、まさに平和憲法を堅持することが対応する。すくなくとも、横暴な権力者から、キチンと現憲法を守り切ることができれば、それはマルチチュードの勝利を意味する。
さらに「武器」は、現状況で言えば、「オキナワ」が象徴的に対応するだろう。一方的に武器商人たちにひれ伏すのではなく、マルチチュードは「暴力装置」をも抑制できるということが分かれば、大きな前進となる。
今回の「戦い」は、まさに、あまりにもわかりやすい図式として登場してきているのである。
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