私的検証②「全国一律!最低賃金1500円『政府が補償』」
私的検証②「全国一律!最低賃金1500円『政府が補償』」
私は時給で働いた記憶はほとんどない。高校生時代の車販売店での新車みがきアルバイトは一日800円だった。高校生は一日800円で、大学生が一日1000円と言う差別があって、それはおかしいだろうと、高校のもう一人の友人と賃上げを要望したことがある。だめだったけど。
その後は、ありとあらゆるアルバイトをしたが、ほとんど日当一日ナンボだった。昼時間の忙しい時間だけの蕎麦屋「精光庵(せいこうあん)」の出前持ちは、たしかに時給だった可能性がある。だが、なんせ昼飯つきで、そもそもがあの、あんかけカモ南蛮蕎麦が目的だったので、完全なる時給バイトとは言えない。
最近、ふと身の回りを見てみれば、あっという間に時給労働者が圧倒的に増えている。うちの奥さんは十数年おなじ仕事をしているが、いまでも時給だ。すこしづつ増えているが、時給10円上がっただけで、感動している。また「有給」というシステムがあるだけで、大変助かっているという。
で、ふと考えてみた。私は自営業であるから、日当も時給もない。納税上、月給が決まっており(ボーナスなし)、最低生活だけはなんとか続けることができている。だけど、ライフ&ワーク・バランスをとっくの昔に「達成」している(好き勝手やっているだけ)私の働き方改革は、いろいろな形に変形してきた。
有資格者として行政に関わる仕事は、継続的でもなく、散発的で、回数も少ないが、最低賃金の数倍以上ということは珍しくなかった。だが、ボランティアで弁当持ちで働くことも結構あるので、給料の計算はしたことがない。まぁ、ガラガラポンで、最終的に、どっこいどっこいだったら、いいだろう!
で、年に何回かしか回ってこない近くの行政関連の施設のレセプショニストは、数時間拘束で、一回3000円である。ここから100円、源泉徴収される。だが6時間拘束されることもあるので、場合によっては時給500円となることもしばしば。最低賃金どころではない。これはひどいだろう、とも思うが、会館のイベントを無料で間近から見ることもできる場合もあるので、メリットもある。最近は、市民(シロート)オーケストラや、あんぱんまん人形のお芝居をガードしながら見た(笑い)
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②「全国一律!最低賃金1500円『政府が補償』」
全国一律当面1500円とし、これによる事業主の赤字は政府が補償。
地方活性、景気回復、東京一極集中是正の切り札。同時に、最低賃金法に則り生活保護基準も引上げ。
年収200万円以下世帯をゼロに。 「れいわ新選組パンフレット」より
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さて、時給1500円が補償されるとなると、これは助かりますね。普通に考えて一日8時間労働として日当12000円。一か月20日働いたとして、240000円。ここからいろいろ引かれるとしても、これまでの薄給よりはるかにいい。まてよ、これじゃぁ、いままでの私の日当よりよくなるので、私も時給計算で、もうすこし上げてもらわないとなぁw
でもさ、時給850円のところ1500円として、650円を政府が補償するとしたら、大変な計算になる。が、そもそもがベーシック・インカムで、みんなにお金を配っちゃおうという政策だとするなら、これはこれでいいんじゃないか。これだったら、財布の紐はゆるむよ。消費税なし、奨学金チャラ、時給1500円。これだったら、みんな一息つけるぞ。うしうし。そうそう、我慢していた、あれもこれも買えるんじゃない。気分の悪かった借金分もローンも早めに返して、すっきりするか。
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