新米レスラー「ヤマモト~、タロ~~~~~」
ミスター高橋に「悪役レスラーのやさしい素顔」という本があることを思い出した。
彼流に言えば、スタープロレスラーが成功するには、得意技としての「勢い」があり、強いものをやっつけるという風景や「アングル」があり、新しいファンの熱い支持である「波」を作るという三つの条件が必要となる。
今回の政治「ショー」を、一人のファンとして楽しむなら、これらの視点から見ていく「余裕」もほしい。
山本太郎という新米プロレスラーがトップスターになるのは、ヒールとしてか、ベビーフェイスとしてか。結果としては、どっちでもいい。
彼の「消費税廃止!奨学金チャラ!時給1500円」というわかりやすい「得意技」は、力道山の空手チョップに匹敵する。これは破壊力のある「勢い」だ。
そして、並み居る外国勢をバッタバッタとなぎ倒すという「アングル」。ここはまさに、トンデモ与党(アベ+公明)を切り倒すという風景こそ、そのアングルだ。タイガーマスクの三次元殺法、長州力の「維新軍団」にも似ている。
そして、新米レスラー「ヤマモト~、タロ~~~~~」は、「津波」のような新しい「政治」ファン層を開拓した。女子プロレスブームを起こしたクラッシュ・ギャルズにさえ匹敵する。
長与千種の「敗者の美」は、プロレスファンを、女子層に広げたばかりか、中学生、小学生の女の子たちさえ、熱狂させた。
ええい、このブーム、見逃してはなるものか。私はこの「ショー」を、かぶりつきで見てやるぞ。
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