「おくのほそ道」関屋 淳子 他<2>
「おくのほそ道」 <2>
関屋 淳子 (著), 富田 文雄 2010/6 ピエブックス ビジュアル古典文学 単行本: 221ページ
★★★★★
俳句などと高踏に構えず、川柳などと洒脱に流れず、まずは五七五と語を抑え、季語もなく、落ちもなく、とにかく多弁に堕すのを避けよう、とし始めてから、早二年。作った語句も、数百に達してきた。
なにはともあれ、季語を入れ、季語重なりを避け、切れ過ぎず、切れも忘れず、とにかくハイクらしきものを作り続けている。梱包用の厚紙を三切りにして、子供の習字用の毛筆セットを持ち出して、一句揮毫する。そして、孫たちのオモチャが乱雑に転がる床の間に、飾ってみる。
一句浮かぶのは坐禅の最中が多い。内容は辞世の句だ。季語の種類も少なすぎる。まぁ、一足飛びに上達は住まい。それにしても芭蕉の句は大きいなぁ、と思うこと多し。
五月雨をあつめて速し最上川 とか
荒海や佐渡に横たう天の川 とか
夏草やつわものどもの夢の跡 などなど
時空を超えた大きなスケールには圧倒される。
いいなぁ、芭蕉。
垣根超へ折られるもんかと薔薇の棘 把不住
つづく
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