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2019/04/12

今日の気分はこの三冊<42>

<41>からつづく

今日の気分はこの三アイテム<42>

今日の気分はこの3冊 目次

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 朝起きて、枕元を見て、ふと考えた。枕元にあったのは、スマホとマラ(数珠)。肌身離さず持っていたいもの、ということになろうか。スマホは持っていたい、というよりは、持っていないと、緊急性の意味からも必帯すべきものとなる。マラはメンタルなもの、これは自らのアイディンティティみたいなものだ。この二つは、この頃、常時身に付けているものとなろうか。

 はてさて、例によって、物事を三つ並べて考える癖のある当ブログとして、この二つが日常大事だとして、もう一つ何か大事なものがあろうだろうか、と考えた。日常的に、業務的にも、クルマは必要だろう。クルマのミニカーでも並べてみようと思ったが、それよりも実際的なものキーであろう。キーホルダーには、他に家の鍵とか、免許証とか、小銭とか入ってはいるが、とにかく大事なものはクルマであり、それを動かすためにはキーが必要となる。

スマホ、マラ、クルマ、と並べてみて、はてさて、このトリニティ、一体どういう関係になるだろうか。スマホは最近とみに急上昇中である。これがなくては生活が成り立たなくなっている。外界との連絡、コミュニケーションのレベルではこれでほとんど成立する。

 クルマ? これもまた実際的な日常アイテムとしては必要不可欠となる。これなしで暮らしている人も多数いるわけだが、私のライフスタイルでは無理だ。どこにいくにもこれでいく。業務も、生活も、プライベートも。スマホはどこまでもいけるが基本バーチャルである。半面、クルマはリアルではあるが、空間的に限定的である。二つはいずれ融合するように見えていて、実は、まったく別レベルの存在であろう。

 スマホは、ごくごく最近の登場。最長と考えてこの四半世紀。最短と考えてもこの10年。はてさて、これからどうなるだろう。基本、スマホを身から離す時代はくるだろうか。目が見えなくなり、耳が聞こえなくなり、外界に対する興味を失ってしまえば、その時はスマホは不要となるかもしれない。あるいはスマホを超えていく存在の登場。今は敢えてAI関連としか言えないが、そういう素晴らしいものが登場しないとは言えない。その時、スマホが不要となる時代が来るかもしれない。

 さて、クルマはどうだろう。現在だって、クルマを所有しない人たちはたくさんいるわけだから、私もまたクルマがなくても生きてはいくだろうが、どうも想像しにくい。公共の交通機関だけを使って生活が、業務が、プライベートが成立するとはとても思えない。だが、いつかは運転できなくなるだろう。90歳、あるは80歳? 少なくともそれ辺りまでなんとか運転はしていたいが、95歳とか100歳とかなれば、それはもう無理かもしれない。

 そしてトリニティのもう一つの極、マラはどうであろうか。これは、物質的になければ生きて行けない、というものではない。実用的でもなければ、日常的な必須アイテムでもない。日常的に不要で、実務に不要で、もちろん業務にも役立たず。コミュニケーションにおいては、むしろ邪魔者になったりするかもしれない。でもな、この三つのなかでは、最後の最後まで、私は肌身離さずマラを堅持し続けるだろう。

 正直言って、最近のITやAIの進歩はすさまじい。私はもうこの分野の進歩は必要はない、とさえ思ってしまう時だってある。むしろ、これなしに生活できないだろうか、と夢を見ることさえある。だが、それは無理だろう。当面はこの分野の移行に付き合い続けなければならないだろう。

 クルマに関しては、素敵なEVが登場しないかな、という期待感はあるものの、現在の手元のクルマ一台で不自由することはない。進歩は必要ないが、必要なのはメンテナンスである。それなりの経費はかかるが、それはプロに任せればいいことだ。あとは、これまでのキャリアの中で培った技術を回転させていけばいい。

 マラはどうだ。なにかの依存症の代替品のようでもあり、なにかの象徴であるようでもあり、まったくの無用の長物であるようでもある。だがしかし、この三つの中で、もっとも大事なものと言えば、クルマでもなければ、スマホでもないだろう。それはマラであろう。

 そしてそれは、不思議なことに、それは物質的な姿を持っていなくても、その存在は消えることがない、ということだ。むしろ姿を隠してこそ、その存在、その輝きは増し始める、ということになる。

 この三つのアイテムは、いずれ私から離れていくだろう。日常的に必要なものは他にもある。老眼鏡も必要だし、二色ボールペンも必要だ。名刺入れ、ハンカチ、ティッシュ、帽子、カバン、・・・。だが、いずれも、いずれは私を離れていく。どれも残りはしない。

 私がもっとも大事にすべき、それは一体なんだろう。

<43>につづく

 

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