「お釈迦さまの脳科学」 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか? 苫米地 英人
「お釈迦さまの脳科学」 釈迦の教えを先端脳科学者はどう解くか?
苫米地 英人 (著) 2010/10 小学館 新書: 190ページ
No.4280★☆☆☆☆
OSHO本をパラパラしていたら、出版社のカタログが落ちてきた。ふむふむ、別段に珍しい内容ではなかったが、これはなんだ? という人物の名前が目についた。ええ~、この人がコメントしているの?
インドで受け継がれてきたDhyana<ディヤーナ>の伝統のひとつの結実がOSHOの思想です。苫米地英人(認知科学者)
ふーん・・・?
まずはなにあれ、この出版社のブログでも紹介されているこの本をめくってみることにした。だが、ここでは多くを語らないでおく。
読書にも好き嫌いがある。この人の本は当ブログにおいては一冊しか紹介していない。できれば黙って通り過ぎたいタイプの本である。
後半において、著者は、止観という言葉を、瞑想や禅と同意義として用いている。天台の僧侶であるならば、それはそうならざるを得ないだろうが、まぁ、ひとつの本を、あれこれ批判的に、客観的に、読み解く態度が必要となる。
この本はすでに10年前の本なので、割り引いて考えなければならないだろう。この人、最近はどういう本を書いているのだろう、と思わないでもないが、まったく追っかける気にはなれない。
誰が誰に対して書いた本なのだろう。OSHOの紹介文は、一体どこに書かれた文だったのだろう。その肩書は認知科学者でいいのか? 脳機能学者? 計算言語学者? 会社代表? 気功師? 天台僧侶? カギュー派阿闍梨? よくわからんな。
いろいろな表現があり、いろいろな思考があるだろう。それはそれでいい。しかし、私ならOSHOの紹介者としてこの人を採用はしないな。
もちろん、多くの意味はない。好みの問題だ。
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