「禅の知恵に学ぶ」 NHKこころの時代~宗教・人生~ 山川 宗玄<1>
「禅の知恵に学ぶ」 NHKこころの時代~宗教・人生~ <1>
(NHKシリーズ) ムック 山川 宗玄 2019/03 出版社: NHK出版 ムック: 160ページ
No.4275★★★★★
最近は大型書店に行ってもOSHOの本なんか売っていないことが多い。検索端末でプリントして売り場に持っていけば、問屋から取り寄せてはくれるが、そんなことなら最初からネットで取り寄せた方が早い。そんな時代だ。
書店に行っても、おお、これだ、という本に巡り合うことは少なくなった。ヒントはくれるが、ズバリというものは少ない。そんな中にあって、やっぱり禅が全面にでていると、手に取ってみたくなる。
これはNHK放送のテキストだ。このシリーズの中にはなかなか勉強になりそうなものはあるのだが、どうも食指が動かない。この「禅の知恵に学ぶ」だって、実際の放送はどんな内容になるか、始まってみなければ分からない。されど、一般にこのような形で、シンプルに禅が語られるのは、好ましいことだ。
ゴータマ・ブッダからマハ・カーシャッパ、ボーディ・ダルマを経由して、日本の禅になったという説明などは、これはこのままでいいのだが、結局、伝統という陋習にこだわれば、現代に生きる地球人としては、どうも納得がいかないことも多い。
OSHO瞑想センターに関わる者のひとりとして、率直な意見を言っておこう。
・2500年のブッダの流れは、もう一度インドに帰ってしまった。
・あんまり難しくすると、とっつきにくくなる。もっとシンプルにしよう。
・瞑想そのものは、至って簡単なもの。あるいは簡単なものとして扱われる必要がある。
・ドロップアウトしたり、隔離したりしないで、マーケットプレイスに生きよう。
・自立する生活力を持とう。精神も、物質も豊かに生きよう。
ということになろうか。あるいは、私はOSHOサニヤシンとして、そう生きてきた。もうそれをすっかり自分のものにするしかない。そして、そのような機会を友人たちと分かち合っていく、そういうライフスタイルが、素敵だと思う。
このテキストは、なかなか良い出来のテキストだが、それでもやっぱり、結局は反面教師だ。これはもう古いのでは?
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