「オン・ザ・ロード1972」 <37>07/14 高知
「オン・ザ・ロード1972」 80日間日本一周ヒッチハイクの旅
「時空間」創刊号 1972/11/20 時空間編集局 ガリ版ミニコミ 102p 全日程
★★★★★
<37>1972/07/14 高知
さて、高知。四国について書けることなど多くないが、特に高知の一言のお題では、ほとんど何も書くことができない。四国、と言えば、自然に出て来るイメージは、とにかく長い海岸線と、山並みと、広い海原である。
あそこに、どんな若者文化、カウンターカルチャーの痕跡を見つければよかったのだろう。
いや、いくつかあった。手がかりが何もなかったわけではない。それはこれから行くいくつかのポイントにあるはずだった。そしてそこには次回の私たちの旅のジョイントポイントもあった。だから私は旅を急いだのであろう。
それにしても海岸線の旅は長かった。それほど道幅も広くなく、まして長距離トラックなど多くない。ひたすら、地元のバンや短距離移動の乗用車を乗り継いでいくのである。長かった、というイメージがとても強い。
東北とは言え、私の生まれ住んだ仙台近辺は、平野も広く、長距離トラックなど日常茶飯事でビュンビュン飛ばしている。それに比して、四国は島国だ。そして平野が狭い。街並みも、どこか漁村が次々と連続してつながってできているようなイメージだった。
今なら、もっともっと味わうべき観光ポイントも分かっているし、会うべき人もいる。だけど、18歳の私は、ここ四国に足を踏み入れ、四国の四つの県を通過しつつあるのだ、というだけで、満足していたようである。
| 固定リンク | 0
「25)退の巻」カテゴリの記事
- 「オン・ザ・ロード1972」<75>08/21 清水駅(静岡)(2019.02.27)
- 「続・彫刻刀で楽しむ仏像」関侊雲他<28>(2019.02.27)
- 「オン・ザ・ロード1972」<74>08/20 小諸駅 (2019.02.26)
- 「オン・ザ・ロード1972」<73>08/19 ドッキング at アミ 小諸駅前 (2019.02.26)
- 「オン・ザ・ロード1972」<72>08/18 上高地 トラック(2019.02.26)
コメント