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2019/02/12

「オン・ザ・ロード1972」 <36>07/13 徳島フェリー乗り場

<35>からつづく

Jkk1
「オン・ザ・ロード1972」 80日間日本一周ヒッチハイクの旅
「時空間」創刊号 1972/11/20 時空間編集局 ガリ版ミニコミ 102p 全日程
★★★★★

<36>1972/07/13 徳島フェリー乗り場

 私は生涯一度しか四国に渡ったことがない。それは沖縄だってそうだし、佐渡だってそうだ。まだまだ行ったことがない地域が沢山あるのだから、あの旅で、四国の地を踏めたことはラッキーだったと思うほかない。

 当時はあまり神社仏閣などには関心を寄せないようにしていたが、今では四国八十八か所巡りなどは当然意識の上に登ってくるだろうし、小豆島やあちことに、寄ってみたい、再会してみたい友人もたまさかいる。

 当時、四国に渡るには舟でいくしかなかった。四国と本州をまたぐ橋などなかった。あの時、鳴門海峡の渦潮を見た。私が見た渦潮は決して大きなものではなかった。おそらく直径100メートルほどの、割りと穏かなものだった。フェリー船は、キチンと観光のポイントを分かっていて、あの渦潮をくるっと回ってくれた気がする。

 四国全体のイメージはとにかく、山と海とが迫っていて、その間を堤防と道路が一体になったところを車が走っている、というイメージで、ヒッチハイクをするにも、どこにクルマを止めてもらったらよいか、工夫が必要だった。

 この日も宿泊場所は、徳島フェリー乗り場となっている。夏だったし、暑かったし、まだまだ若かったし、場所さえあれば、どこにでも寝ころんだが、しかし、それにしても各地の駅や港にはずいぶんとお世話になったものだ。現代なら、セキュリティの問題から、一発で叩きだされるような感じがする。

<37>につづく

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