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2019/02/08

「オン・ザ・ロード1972」 <27>07/04 やさしさの夢(金沢)(1)

<26>からつづく

Jkk1
「オン・ザ・ロード1972」 80日間日本一周ヒッチハイクの旅
「時空間」創刊号 1972/11/20 時空間編集局 ガリ版ミニコミ 102p 全日程
★★★★★

<27>1972/07/04 やさしさの夢(金沢)(1)

 おそらく、金沢まで来たのは、山形でのサバイバルゼミでできた友人を訪ねたか、誰かから紹介されたからである。

 「やさしさの夢」とは、いわゆる当時の言葉で言えば「共同体」や「コミューン」の名称である。ちょっと大げさな云い方だが、それらはほとんど一軒家とか、アパートの中の大きな一軒家でしかないのだが、ゼロからスタートする若者たちにとって、たくさんの夢の詰まった根拠地であった。

 金沢のこの集団は、学生運動というより、路上でバッチ売りなどをしているような、いわゆるヒッピー系の人々のたまり場だった。戦後1945年に生まれた戦後っ子が、新しい時代の予感のもとに集まりだしていた。

 高校を出たばっかりの高校生とか、何かの縁で、集まってきて集合生活していたのだ。ただただ遊んでいるような人間は金を持っていなかった。バッチ売りをしている連中は、結構金回りが良かった。

 私なんぞは、いずれこの取材旅行を終わったら雑誌を作るんだ、などとうそぶきながら、プライド高く振舞っていたが、結局、あちこちで一宿一飯の恩義にあずかりながら、旅を続けていたのだ。

 この金沢のグループには、結構かわいい女の子たちがいた。大きな相部屋で、食事をしたり、雑魚寝をしたりするのだから、なんだか気になって気になってしかたがない時もあった。特に、このグループの中には、私と同年配のかわいい子がいたんだよなぁ。あの子どういているかな。生きていれば、もう私とおなじ初老の身の上であろう(笑)。

<28>につづく

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