「WALK WITH ME」 マインドフルネスの教え ティク・ナット・ハン
「WALK WITH ME」 マインドフルネスの教え
ティク・ナット・ハン (出演), ベネディクト・カンバーバッチ (出演), マックス・ピュー (監督), 発売日 2018/06/02 販売元: ギャガ DVD 時間: 94 分 言語: 英語, フランス語 字幕: 日本語
No.4250★★★☆☆
このような作品は、誰が誰に向かって作ったかによって、表現形態が大きく変わってくるだろう。また、出会いのチャンスというのも大きく関わってくる。まさに、時間、空間、自己、というものが、見事にクロスした時こそ、その作品と一体化できるはずである。
されど、そのタイミングが外れてしまえば、必ずしも絶対的な価値をもつ、偉大な作品と感じられることは少ない。むしろ、時間の無駄遣い、とさえ感じてしまうことになるだろう。
頭を剃ること、無所有一体になること、性を極端に拒否すること、この作品を見た限りにおいては、あちこちに違和感が残る。ティク・ナット・ハンを「禅師」を呼ぶことにも、私なら違和感がある。彼とともに歩いている人々の顔ぶれについても、彼独特のものがある。
そもそもマインドフルネスというキーワードの一方の象徴とされるティク・ナット・ハンだが、全体的なイメージをカバーしているかどうかは、不明である。
読書ブログとして、あちこち蚕食してきた当ブログではあるが、彼の著書に触れたことはほどんどない。出会いというものは、微妙な機縁による。数十年前からその存在を知ってはいるのだが、袖触れ合わないのも他生の不縁なのであろう。
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