「続ざんねんないきもの事典」 おもしろい! 進化のふしぎ 今泉忠明
「続ざんねんないきもの事典」 おもしろい! 進化のふしぎ
今泉 忠明 (監修) 2017/06 高橋書店 単行本(ソフトカバー): 160ページ
No.4297★★★★★
ホモサピエンスは二足歩行を始めてから脳みそを発達させてしまいました。分かち合えばみんなで充分エサは間に合うのですが、食べきれないほど以上にエサを集めた方がエライと考えるようになったのです。
食べきれないエサを、石や金属と交換し、木の繊維を編んだシヘイという薄っぺらいものを集めるようになりました。最近では、目に見えないデンキ信号に変えたポイントや、デンシマネーを多く集めた方が、勝ちと勘違いし始めています。
デンキシンゴウを増やすために、見たこともない敵とも戦うようになり、地球の反対側のホモサピエンス同志でも争うようになりました。戦いはどんどん激しくなり、地球上の他の動物たちにも大きな迷惑をかけ続けています。
勝ったほうも集めたデンキ信号をどう使ったらいいか分からなくなり、負けたほうも、エサを勝手に隠されてしまったために、とっても飢えてしまっています。まったく困った、ざんねんないきものの代表ですね。
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