「朝鮮文学の知性・金起林」青柳 優子(編訳・著)<2>
「朝鮮文学の知性・金起林」<2>
青柳 優子(著) 2009/12 新幹社 単行本 単行本: 278ページ
★★★★☆
ネットつながりの偏向されがちなニュースに浸かって満足しているわが身としては、新聞などの「公共」のニュースに疎いのが難点である。もう新聞は10数年宅配してもらっていない。図書館に行った時や、知人友人宅を訪問した時など、積み上げられた新聞をパラパラめくったりはするが、いまだに新聞宅配の必要性を感じないできている。
そんな事情を知ってか、ひとりの友人がこんな新聞記事があるよ、と教えてくれた。
私たちは、それぞれの人生のスタート地点において、それぞれ立場には微妙に違いがあったものの、時間、空間的には、雀の森の住人達というコミューン活動に、関わりを持っていた仲間=知人である。
袖すり合うも多生の縁と言うけれど、おそらくそれ以上の縁を感じてきた人間たちである。彼らが、このような形で新聞記事になることは、ある種喜ばしいことでもあり、また、ある種、お久しぶりというご挨拶のようなものでもある。
はてさて、グローバリズムの功罪が取りざたされて、保護主義やら多国間摩擦などが、大きく報道されるなか、たったひとつの隣国との関係改善のために、人生を捧げる、ということに、どのような意義を見つければいいのだろうか。
人にはそれぞれ、明瞭に把握できる部分もあれば、秘されてなお深く潜伏している事情もある。それぞれの動機や意図というものは、簡単に読み取れるものではない。深読みすれば、それなりに深度が深まっていくに違いない。
されど、当ブログは、ありのままをさりげなくなぞっていく程度のことが一番いいように思っている。そういった意味において、当ブログの主なるテーマになる方向性ではないし、その意義というものも、大きく評価できる可能性もない。
ただ、こういう事実があったということをここに記しておくにとどまる。
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