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2018/11/15

「思い出の小箱から」 鈴木大拙のこと 岡村 美穂子他<1>

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「思い出の小箱から」 鈴木大拙のこと <1>
岡村 美穂子 (著)    上田 閑照 (著) 1997/04 出版社: 一燈園燈影舎 単行本: 207ページ
No.4291★★★★☆

 DTスズキ、などと肩意地張って文字面を追うよりも、柔らかい女性の口語体で、軽やかに語られるセンセイもなかなかすがすがしい。岡村は、82歳の折、渡米した大拙に15才で出会い、それから12年間、側で身の周りの世話をした人。

 日本では、お手伝いさんのオコノさんが亡くなって、夫人もなくなった。その後の大拙のごく身近な証言者に成り得る人は、この人をおいて他にそれほど多くない。拍子抜けするところもあるが、貴重な証言も飛び出してきて、3DのZEN教師の姿が浮き彫りにされる。

 エーリック・フロムや、アラン・ワッツ、トーマス・マートン、など、OSHOの禅宣言にも登場するような人々が、さりげなく、あっけらかんと登場する。ひとつひとつが興味深いが、ここから何事かの哲学的な手掛かりや、達人伝などを抽出しようとしてはいけない。

 第一部では、ハイデッカー、西田幾多郎、オルダス・ハクスレー、ヤスパース、ユング、久松真一などなど、名だたる人々が、さりげなく、横丁の、八っさん、熊さんのごとく脇役を務める。

 <2>につづく 

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