「間違いだらけのクルマ選び」2018年版<13>
「間違いだらけのクルマ選び」2018年版 <13>
島下 泰久 (著) 2017/12 草思社 単行本(ソフトカバー) 256ページ
★★★★★
細かいことは書かないでおこう。時事問題については、敢えて触れない、というポリシーを貫いてきた当ブログである。細かいことについては根拠も薄いし、第三次、第四次のニュースソースしかないわけだから、無責任なことは書けない。
しかし、一般的な消費者、ユーザーの立場としてはメモしておいても構わないだろう。かくいう私とて、日産車に乗っていた時代は十年以上に及ぶ。ひとりの意見は意見だ。
今回のニュースは、全体の報道を見なければ分からないが、視点は二つ。ひとつは、私が乗っていた何台か目の日産車は、ゴーンが来る直前のステーションワゴン車だった。スバル車などが人気の分野だったが、私はちょっとコンパクトな実用車が必要だった。
実は、これが完全なハズレだった。燃費が無茶無茶に悪かった。使い方も当時とは違ってはいるものの、一か月の出費が現在のベーシックハイブリッドの5倍は行っていた。当時はまだあまりクルマに意見を持っていなかったので、こんなもんかな、と思っていたが、それにしてもひどかった。
エンジンがひどかった。なんと、新車二年目にエンジンを交換したのだ。ディラーが気の毒がって中古のエンジンを探してくれたのだが、ずいぶん高かったぞ。通常エンジン乗り換えなんて、聞いたこともない。
フロントガラスに傷がついて交換。これも痛かったなぁ。ずいぶん粗悪品をつかまされたのではなかっただろうか。
それに内装もなぁ・・・・。ある夜、葬式帰りの坊さんを乗せてお寺に向かっていた。雑談をしながら、コワい話もしていた。田舎道だったので、ちょっとバウンドした。その時、なんと、運転席の天井についていた室内ランプが落ちたのだ。
落ちたと言っても、電源コードがついているので、天井からぶら下がって、ボヨンボヨンとはずんでいた。まるで天井からお化けがぶら下がっているかの様だった。その様子を見ていた坊さんが、うわぁー、と驚いていた。驚くなよ、あんたは坊さんだろう、とは思ったが、誰だって、コワいものは怖いよな。
ディスクブレーキの効きも悪くなったし、ガタガタ、ギーギーと音がして、これも交換した。タイヤもパンクした。下取り価格も泣くに泣けないような始末だった。もう、いやんなったよ。あれ以来、私は今後絶対日産車には乗らない、と決めた。だから、スカイラインだろうが、リーフだろうが、ePowerだろうが、私の心は閉じてしまった。
だがしかし、ゴーンの日産就任はその後のことだ。ゴーンには責任はない。むしろ、あんな日産を立て直したのだから、むしろその手腕は褒められるべきだろう。
二つ目の視点は、彼の年齢。実は、彼は私たちと同年代だ。生まれた日は数週間しか違わない。その彼が40代で日本に来て、相当のやり手であったことは確かなのだ。
反面、それは経営者としての功績なので、共感とか、感動とかいうものではなかった。三菱自動車を傘下に収めた時も、すごいな、と思ったが、日産や三菱という国産会社を次々と買収するようなやり方には、なんだかなぁ、と思わざるを得なかった。
今後、どのようなニュースの展開になるのか、それにもよるが、まぁ、とにかく私は日産は乗らないな当面。
やっちゃったな、NISSAN 。。。_| ̄|○
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