「Zen Masters of Japan: The Second Step East」 Richard Bryan McDaniel
「Zen Masters of Japan: The Second Step East」
Richard Bryan McDaniel (著) 2016/11 出版社: Tuttle Publishing ハードカバー: 288ページNo.4263★★★★★
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「曹洞宗青年聖典」 <2>
曹洞宗教化部 1966/05 新書版 100P 曹洞宗宗務庁
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43年ぶりに、輪王寺坐禅堂にて、参禅してきた。いや、正確には初めてだったかもしれない。というのも、1975年当時、21才の私が参禅していたのは、昔の古い坐禅堂だった。もっと小さく、かと言って格式の高い、極めて厳かな坐禅堂であった。
あの頃は、北山五山の一角である資福寺・覚範寺の裏手に若者文化のコミューンを作っていた。1975年、あの時、私の人生は大きく変貌した。
正式な坐禅の手ほどきを受けたのは輪王寺においてであった。あの時、外人のビギナーたちも結構参禅していた。隣に坐る外人が、ゲーリー・スナイダーのような気分さえしていた。
インドから帰国して、1979年頃、ふたたび輪王寺に参拝したことがある。その時の私の率直な感想を述べていけば、この境内は血の匂いがする、というものだった。だから、そこから参禅するということはなかった。
あれから40年。私は再び輪王寺を訪ねた。昨年度からそのチャンスをうかがっていたが、ようやく一年して、参禅させていただけるような心境になった。坐禅堂は、新しく、大きくなっていた。いつ頃改装されたのか、今現在の私には分からない。
10分間の経行(きんひん)を挟んで、40分、40分の坐禅である。率直な意見をメモしておけば、実にすっきりとした坐禅であった。たいへんありがたかった。今回も、隣に坐ったのは海外からやってきただろう男性青年だった。普勧坐禅儀のお経も、横文字で読み上げていた。
今回の参禅だけではなく、実は心に決めた目標があるのだが、ここにはまだ記さないでおく。
ZENの系譜に生かされていることに、感謝いたします。
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