「間違いだらけのクルマ選び」2018年版<4>
「間違いだらけのクルマ選び」2018年版 <4>
島下 泰久 (著) 2017/12 草思社 単行本(ソフトカバー) 256ページ
★★★★★
最近確かに、ヒヤッとすることがあった。エンジンがかからないのである。いやはや、久しぶりの体験だった。まぁ、結論から言えば、補助バッテリーの劣化が原因のようであるが、性能的にはちょうど半分くらいの劣化で、交換するかどうかのぎりぎりのラインであるらしい。
わが愛するプリウス20に乗って早8年。8万キロを走行した。通常なら補助バッテリーは、メーカーとしては3年ごとに交換してほしいそうだが、わが愛車は8年目にして、ようやく異常らしい兆候が見えてきた、というところか。
最近は、友人たちからも、おい、そろそろ買い換えたら、と冷やかされるようになってきた。たしかに年代モノになってきたし、多少キスマークもついた。ボディの輝きもなくなってきたし、ライト周りのクスミも気にはなる。
しかし、オレはこの車が好きなのである。オマエらにアレコレ言われたくないね、と友達の冷やかしをはねのける。まだまだ乗るぞ。あと二回は車検を通す覚悟じゃ。補助バッテリー交換の数万円は惜しくはない(本音としては、ちょっと痛いなぁ)
もっというならだ。総合的に、この車よりもっと魅力的な車はどこにある・・・? 最短はノートeパワーだが、あれだって、結局は中途半端な技術だし、まとなオプションをつければ、結構な価格になる。それに、以前、日産車に痛い目にあっているから、いまだに傷がいえないんじゃ。
わが愛車は、20系としては最後のシリーズである。すでに30系はでていた。しかしあのスタイルは嫌いだった。後ろのほうの見切りが悪すぎる。大きすぎる。私は敢えて30系時代に、最後の20系を新車で購入したのだ。だから、街でまだ20系を見かける限り、私の車がもっとも古いなどとは言われたくない。
知人たちでも、高年式の中古車を転がしている連中はたくさんいる。なにもおしゃれに新車に乗らなくてはならないなんて法律はない。エコが持ち味なら、最低でも10年10万キロは乗り継がなくてはならない。わが愛車はまだ8年8万キロなのだ。人生これからじゃ。
スタイルではスバルが一番いいような気がするが、燃費が悪すぎる。マツダロードスターにはいつも心動かされるが、でもなぁ、あの車じゃ、孫の送り迎えもできないし、大体において市民農園にいくために肥料も鶏糞も運べやしないじゃないか。PHV系統も、なかなかに高止まり。あんな車、オレには似合わない。
いまだに、長距離かけても24K/Lは走り、エコにも財布にも優しいこの車が、オレは好きなのだ。こらぁ、悪友たちよ、文句いうな。オレがこの車に乗っているこの矜持を理解せよ。褒めたたえよ。あと、5年乗るぞ。 ・・・って、ちょっと補助バッテリー代は痛いがなぁ。来年の車検時期まで持ってはくれないかなぁ(涙)。
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