「禅の教え」 宗派と開祖 東由士
「禅の教え」 宗派と開祖
東由士 (著) 2018/08 英和出版社 ムック 96ページ
No.4227★★★★☆
駅ビルのブックショップで、時間合わせのためにぶらついていると、ついこの手の書籍が目に飛び込んでくる。生来の習癖から考えると仕方ないことなのかもしれない。禅の大きな一文字に弱いのだ。
さっそく手にとってちらちらめくってみる。正直言って、この手の本は、もう何冊も手に取っているので、目新しいところはない。いつもの内容の焼き直しである。むしろ、こちらの目が肥えて来ているだけに、ややバラツキに目が行ったりしてしまう。
結局、誰が手にとるかだろうが、駅に立ち寄った人が、ふと手にとって、そこからいざなわれて、深い禅の世界に入っていくきっかけとなるかもしれない。それなら、画像も多いし付録CDもついていることだから、素晴らしい出会いとなるであろう。
個人的には、私はもうこの地点に留まっているようでは、さっぱり修行が進んでいない、ということになってしまいそうだ。総論ではなく、各論、細部にわたって、みずからの瞑想力を巡らせる季節でなければならない。
マインドフルネスとZEN、禅を、ほとんど同レベルで扱っていて、もうそれはそれでいいのだと思う。仔細にこだわる時代ではない。教外別伝、不立文字。以心伝心。ただ、一次のブームや流行としてとらえてしまわないで、人生の一大事としてとらえることが大切だろう。
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