「スター・ウォーズ 禅の教え」 枡野 俊明 <14>
「スター・ウォーズ 禅の教え」 エピソード4・5・6 <14>
枡野 俊明 (著) 2015/12出版社: KADOKAWA 単行本: 191ページ
★★★★★
そろそろ「禅語事典」(平田精耕1988/12 PHP)が欲しいと思った。ずっと前から欲しかったんだよね。だけど絶版だし、中古であっても高価過ぎた。ま、いいか、と思ってきたのだが、そろそろかな、という予感。
で、その前に、そういえばこの前この本を入手したことを思い出した。そうだこれでも十分ではないか。そもそも、禅語とは何か。禅語事典とはなにか?
この本、禪とスターウォーズをつなげたところが面白かった。企画賞ものである。この本で、あらためて映画6作を鑑賞した。いままで以上に、なるほど、とこの映画のことが理解できるようになった。
そもそもGoogleの社員が、映画館を借り切って全社員で見に行くというこのシリーズ、本当はルーカス監督の黒沢明へのオマージュだと知って、またまたなるほど、と思った。そもそも私は映画ファンでもなければ、スターウォーズ・マニアでもない。Googleマインドを調べるためにスターウォーズに潜入した、というべきか。
そして、ひととおり一巡してみれば、別段にエンターテイメントとしてのスターウォーズは我が人生に必須条件ではなく、ましてやあちこちから集められた禅語であっても、必ずしも全部が全部、我が人生に益するものでもない、とわかった。取捨選択が必要である。
自己をはこびて万法を修証するを迷とす、万法すすみて自己を修証するは、さとりなり。迷を大悟するは諸仏なり、悟に大迷なるは衆生なり。さらに悟上に得悟する漢あり、迷中又迷の漢あり。諸仏のまさしく諸仏なるときは、自己は諸仏なりと覚知することをもちいず、しかあれども諸仏なり、仏は証しもてゆく。p54「正法眼蔵現成公案 抄」
一次はかなり熱中した良本ではあるが、ここはふたたび閉じて、しばらくは瞑目することとする。
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