「霊場と松島と」 松島町産業観光課 <1>
「霊場と松島と」 <1>
霊場松島プロジェクト 2014/03 松島町産業観光課 小冊子 93P
No.4220★★★★★
近年近くにできたうみの杜水族館。このところ、孫たちと夏休みに遊びに行くのが恒例となっている。イルカやアシカのショーも毎年趣向が変わって楽しいし、子供たちの目の輝きがまた素晴らしい。
今年は、三陸の小学生が見つけたという白いウニも展示されていて、こんな小さな生物を預かって飼育するのも大変だろうな、とスタッフのご苦労を察する。大きなコイへの餌やりも楽しかった。
でも、今年、爺さんとしては一番の収穫は、展示物の中にあった観光パンフレット。さりげなくあって、なんでここにあるのかな、と思うようなシンプルさ。そこんとこがよかったのかな。内容がまたすばらしかった。ぞっこんという感じ。
「霊場と松島と」。どういう経緯で出来た小冊子なのか、すぐにはわからなかったが、最近自分が松島について知りたいな、と思っていたことが、たくさん詰まっていた。特に、松島の、雄島の、把不住軒のことなど。
内容が、ぎゅっと詰まっていて、知りたいことがコンパクトに、シンプルに、美しく、深く、まとまっていた。いいな、こういう編集の仕方。時間が、空間が、跳んでいる。もう少し、ゆっくりめくって、また気づいたことがあったら、ひとつひとつメモしたいと思う。
「徒歩旅行松島」
松島リブランディング事業 2016/07 松島町 小冊子 p15
No.4221★★★★☆
もう一冊あったのが、こちらのフリーペーパー「徒歩旅行松島」。こちらもなかなかの出来です。松島は、巨視的に見れば地元一番の観光スポットだが、車で一時間ほどの距離がある。何度も何度も訪問してはいるが、本当によくわかっているだろうか。
小さな時に子供会の旅行で訪れて以来、しっかり私の心に刷り込まれている風景がある。原情景でもあるし、未来の風景でもある。そして、今世で、行こうと思えば、いつでも遊びにいける近場のスポットである。
この二つのパンフレットを眺めていて、いろいろなことが絡まっていることを知った。ひとつひとつほどいていくのも楽しいだろうが、絡まったまま、そのままにしておくことも大事で必要なことかな、とふと思う。
解釈はもういいだろう。ありのままの風景を、ありのままのサイズで、そっとしておくことも大事だ。とくに私の中での風景としては。なにかが、原寸大のまま、投げ出されている。月が。海が。波が。島が。
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コメント
続編として<2>に抜粋を転写しておきました。
http://bhaveh.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/2-5b07.html
投稿: Bhavesh | 2018/09/12 12:33
この記事の続編を書こうと思っていたのだが、このパンフレットは短文ながら、なかなか深い世界が広がっており、おいそれと踏み入れることのできない厚いベールを感じさせる。今となっては、その坐禅堂の名前を軽い気持ちでお借りしたことを恥じてもいる。されど、軽い気持ちだったからこそお借りできたのだ、という納得感もある。お名前をお借りしながら、自らの身を修証していく所存です。
投稿: 把不住 | 2018/09/04 03:11