「プレムバヴェシュの孫たちとの対話」<76>貯金箱
「コンフォルト」 2018年2月号 特集:祈りの場所をつくる<6>
出版社: 建築資料研究社 2018/01 雑誌 梱包サイズ: 30 x 23.5 x 1 cm 隔月刊版
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おじいちゃんの瞑想ルーム(最近は禅堂と言いたくなってきた)と、孫たちの遊び部屋は、同一である。狭いながらの楽しきわが家とは言え、ほとんどの部屋はモノで埋まっている。できるだけ空間を生かして、多目的に使えるようにしているのは、わが家においては、ビルトインの駐車スペースを改造した、瞑想ルーム(兼プレイルーム)だけである。
県外から帰省した孫たちは、長期滞在のうちに、宿題のいくつかを終わらせた。絵日記や、読み書き、そして工作など。孫本人は早いうちに終わらせたいために、簡単な方法を選ぶ。
工作のテーマは、貯金箱である。段ボールをハサミで切って、テープで張り合わせ、小銭の投入口を作って、はい、終わり、としたい。ところが、それでは母親のOKがでない。宿題提出後の点数が気になるらしい。
ここはもう少し丁寧にカッコよく、ということで、材料集めに百均ストアにアッシー君を頼まれる。ベニヤ板と、板製の箱、それにいくつかの塗料類を買い集めてご帰宅。さっそく、じいさんの瞑想ルームは、孫たちの工作ルームと変化する。
よくよく見ていると、なんだ、買ってきたのは、わが家の廃材ボックスに残っている半端材で十分ではないか。そう言うと、孫たちの母親は、早く言ってくれればよかったのに、と言う。でもやっぱり買ってきた材料のほうが好みらしく、だんだんと孫たちとの共同作業を進めている。
さて、ふと考えた。そういえば、わが瞑想ルームにも、いわゆるドネーション用の箱(賽銭箱)があってもいいのではないか。これまで、何回か、そんなことを考えたことがある。こうして孫たちが、ここで貯金箱を作り始めたことは、これも何かの縁かもな。
なんの目的もなく集めていた小さな廃物たちが、すこしづつ動きだすかもしれない。いや、動かそう。これらを活用して、いわゆる賽銭箱を作るのだ。ネットを検索すると、なんとこれが多種多様なものが使われているらしいことが分かった。そもそも基本というものはあるのだろうか。
愛すべき寺小屋の薬師如来の前に浄財と書いてあった賽銭箱がある。私もそれに見習おうか。どこに置くの? どこのくらいの大きさなの? そんなこと、これまでまったく考えたことなかったな。すこし研究してみよう。
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