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2018/07/23

「ガラス玉演戯」ヘルマン・ヘッセ<8>

<7>からつづく

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「ガラス玉演戯」<8>
ヘルマン・ヘッセ (著)、高橋 健二 (翻訳)  2003/12 復刊ドットコム 単行本: 501ページ

 二年前の自分のコメントを読んで、自分で驚いた。現在の私のこの本に対する心境は、二年前のコメントとすっかり同じなのだ。読みたいけど、読めない。読めないけど、心惹かれる。気になってしかたない一冊。

 私がこの小説を最初に読んだのは、23才の時に、インドを旅していて、途中の安宿に泊まった時だった。私は日本語に飢えていた。安宿にはバックパッカーの先輩たちが読み終わった文庫本が、何冊かあった。

 私は誰も友達もいないようなインド大陸の真ん中で、むさぼるようにこの本を読んだ。不思議な小説だった。ヘルマン・ヘッセは気になる作家ではあったが、それほど深く読んだことはない。インドに来る前に「シッタルダ」を読んだけれど、ちょっとストーリーが違うかな、と思ったが、やっぱり面白かった。

 最近、この小説を読もうとしていつも挫折するのは、おそらく、視力が下がっていることもあろう。目が疲れ、文章をまともに読めないこともある。これではなかなか、酔えない。しっかり、この世界に浸りたいのだが。

 もう、この小説は読み通すというより、その存在を楽しんでいていいのかもしれない。心の中のカスターリエンでたゆたう。理想の人間像。

 そして、この小説を本当に必要とするのは、これからなのだと思う。うまく同調できればいいのだけれど。今回、また、試行錯誤してみよう。

<9>につづく

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