『ウェブ人間論』 梅田望夫/平野啓一郎 <4>
「ウェブ人間論」 <4>
梅田望夫/平野啓一郎/対談 2006/12 新潮社 新書 203p
★★★★☆
「ウェブ進化論」(梅田望夫 2006/02 筑摩書房)が、当ブログの出発点になったことは、これまで繰り返し述べてきたところだが、あれから12年の営みを総括して、1・0から2・0、そして述懐へと移行していくにあたって、全体を概観してみると、実際は「進化論」よりも「人間論」のほうが問題だったのではないか、と最近になって思うようになった。
そして、それは一点、グーグルと「スター・ウォーズ」との絡みのところに集中していたかに思う。私はこの部分を読んでからこの映画を見るようになったのだが、実際は、焼酎を片手にソファーに寝そべって見ていたので、ほとんど無理解のまま、見た気分になっていたのではないだろうか。いや、そうである。
ところで、最近になって、「スター・ウォーズ 禅の教え」(枡野俊明 2015/12 KADOKAWA)に出会い、 「スター・ウォーズ ジェダイの哲学」 :フォースの導きで運命を全うせよ ジャン=クー・ヤーガ 2017/10 学研プラス)に触れ、 「JOY ON DEMAND」たった一呼吸から幸せになるマインドフルネス チャディー・メン・タン 2016/11 NHK出版)に目を通してみて、ちょっと待てよ、という気分になった。
最近になって、「グーグルのマインドフルネス革命」―グーグル社員5万人の「10人に1人」が実践する最先端のプラクティス(サンガ編集部 2015/05)や、「サーチ!」 (富と幸福を高める自己探索メソッド チャディー・メン・タン 2012/07 宝島社)の存在を知るに至り、なるほど、あれから十数年経過して、ITネイティブ世代もいよいよ人間として成長のプロセスに向かっているのか、と思うようになった。
そこで、今回、あらためて、私も全6作品のDVDを発表順に見て見たところだが、7,8はすでに封切劇場で見たし、少し、概略と、ことの成り行きが分かってきた。これから私は別段にスターウォーズ・ファンになる気もないし、ことさらグーグル信者になって、SIYとやらのセミナーを受けたり、ましてやその講師になってやろう、なって気持ちはサラサラないが、まずは、これらの風景を視野を入れておく必要は感じている。
まずは、その「ウェブ人間論」の気になったページを張り付けておく。すでに12年前の本でもあるし、長文でもあるので、画像で(不鮮明で申し訳ない)残しておくことにする。ここに登場するスターウォーズとグーグルの関わり、そして、対談者たちの受け取り方がなかなか興味深いと、今でも思う。
ただし、当ブログは、ここを確認したからこそ、さらに独自路線の述懐に進んでいけるな、という確認の意味もある。
グーグル以来、フェイスブック、LINEや、インスタグラム、ビットコインなどのブロックチェーンなどの、ウェブ上の成果物には留意しながらも、当ブログは当ブログの独自性を急ぐものである。
(なお、黄色のマーカーの痕跡は、12年前に私が初読した時の残骸である。現在としては特に意味はなし。)
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